学会企画
キャリアパス委員会主催ランチタイムセミナー2021
「若い頃・大学院の頃にやっておくべきことは?」
日 時:2021年12月1日(水)11:30~12:45
会 場:第2会場(パシフィコ横浜 会議センター3階301)・オンライン
司 会:石谷 太(大阪大学微生物病研究所)
イントロダクション
石谷 太
聴衆参加型ディスカッションwithキャリアパス委員
石谷 太(阪大)、井関 祥子(医科歯科大)、鐘巻 将人(遺伝研)、倉永 英里奈(東北大)、
多田 政子(東邦大)、菱田 卓(学習院大)、平谷 伊智朗(理研)、斉藤 典子(委員長/がん研)
キャリアパス委員会では、学生・ポスドク・non-PI・PIなど異なる立場の方から、キャリアの色々な時期における目標設定や意識、目標達成に必要と思われることなどを調査するため、今年8月に事前アンケートを実施しました。
本セミナー当日は、皆さんからご提供いただいた情報をもとに、立場や年齢による違いや共通点を議論しつつ、学生や若手の皆さんのポテンシャル向上につながる情報を提供し、若い方々の前途にエールを送ります。様々な立場の参加者が相互理解を深めることのできる、楽しく有意義な企画にしたいと思います。
※参加者の皆様にご自身のスマートフォン・タブレット端末等から専用サイトへアクセスしていただき、ご意見やセッション中に行うアンケートの結果などを横浜会場のスクリーン及びZoom Webinarでリアルタイム表示する「オーディエンスインタラクションツール(Slido)」を導入します。
※現地参加予定の方へ:横浜会場におけるランチタイムセミナーのお弁当取り扱い等については、第44回年会ウェブサイトより最新情報をご確認ください。
※オンライン参加予定の方へ:本セッションではZoom Webinar経由でのコメント受付等を行いません。現地参加の皆様と同様にSlidoでのコメント投稿やアンケート回答をお願いいたします。
「文科省・若手官僚もの申す! ~AirBridge と考える博士号の価値と活かし方~」
日 時:2021年12月2日(木)11:30~12:45
会 場:第2会場(パシフィコ横浜 会議センター3階301)・オンライン
司 会:鈴木 淳史(九州大学生体防御医学研究所)
イントロダクション
鈴木 淳史
文部科学省ガツガツ若手ワーキンググループAirBridge 活動紹介
池田 宗太郎(文部科学省 高等教育局 大学振興課 大学改革推進室 大学院第一係)
聴衆参加型ディスカッションwithキャリアパス委員&AirBridge
鈴木 淳史(九大)、岩崎 由香(慶應大)、夾生(道下)江利子(第一三共)、木村 宏(副委員長/東工大)、島田 緑(山口大)、林 克彦(九大)、斉藤 典子(委員長/がん研)、AirBridgeメンバー(調整中)
AirBridgeは、2020年10月に文科省若手職員が発起人となり立ち上がった「研究現場のリアルを議論する場」です。博士課程進学者の増加を目指すため、博士課程学生への経済的支援だけではなく研究室環境や研究指導等の学生・研究者を取り巻く課題にも着目し、その解決に向けた検討を進めると同時に、博士課程修了後の多様なキャリアパスのロールモデルを紹介するイベントなども実施しています。
本ランチタイムセミナーでは、生命科学系の博士人材が置かれている現状などについてエビデンスベースの情報共有を行い、5年後、10年後の未来も見据えた議論をしていきたいと思います。
※参加者の皆様にご自身のスマートフォン・タブレット端末等から専用サイトへアクセスしていただき、ご意見やセッション中に行うアンケートの結果などを横浜会場のスクリーン及びZoom Webinarでリアルタイム表示する「オーディエンスインタラクションツール(Slido)」を導入します。
※現地参加予定の方へ:横浜会場におけるランチタイムセミナーのお弁当取り扱い等については、第44回年会ウェブサイトより最新情報をご確認ください。
※オンライン参加予定の方へ:本セッションではZoom Webinar経由でのコメント受付等を行いません。現地参加の皆様と同様にSlidoでのコメント投稿やアンケート回答をお願いいたします。
第44回通常総会
第44回通常総会
日 時:12月2日(木)19:30 ~ 20:30
会 場:第11会場(パシフィコ横浜 会議センター4階 414・415)
※富澤基金メモリアルイベント・特別ワークショップ終了後に開始します。
※第44回年会にオンライン参加される方はZoom Webinarで視聴いただけます。
総会資料は総会当日、学会ホームページでダウンロード可能となります。
研究倫理委員会企画・研究倫理ランチョンセミナー
「私たちはどのように自分の論文を発表すべきなのか?:変化しつつある学術雑誌の動向を探る」
日時:12月3日(金)11:30~12:45(75分)
会場:第5会場(パシフィコ横浜 会議センター3階 304)・オンライン
いま、学術雑誌の業界が揺れている。ひとつは、学術論文の無料公開を求める「プランS」と呼ばれる構想である。この構想は世界中の研究資金助成機関が支援しているが、大手出版社がこの「プランS」に無条件で賛同するかどうかは不透明である。オープンアクセス出版のオプションを選択した場合、100万円以上の論文掲載料が研究者に求められる可能性がある。別の深刻な問題として、いわゆる「Paper Mill」と呼ばれる、論文代筆業者を介した論文の蔓延がある。学会誌に限らず、大手出版社で受理された論文にも、このPaper Millの関与が疑われる論文が見つかっている。さらに最近、「Review Commons」という新しい論文投稿・査読の形も広まりつつある。
私たちが、自分たちの研究成果を論文として発表する際、また編集者や査読者として、他の研究者の論文をレビューする際、これらの学術雑誌業界の抱える問題を把握しておくことはとても重要である。今回の研究倫理ランチョンセミナーでは、最近の学術雑誌の状況について、実際に出版に携わる2人の講演者に話題提供してもらい、今後私たちがどのように論文を発表するのか、研究者の立場から考えて議論する機会にしたい。
講演1 Plan Sとオープンアクセスの方向性
Matthew Lane(Oxford University Press、日本支社)
2018年9月に、2020年から全ての学術論文をオープンアクセスにするという革命的なPlan Sが発表された。その発表に学術出版業界は大きく動揺したが、予定されていたスタートから2年がたった今、実際オープンアクセス出版はどうなっているのか?本プレゼンテーションでは、Plan Sを含むオープンアクセスの最近の動向や今後の方向性について説明する。
講演2 組織的にニセ論文を「製造」しているpaper mill
湯浅 達朗(Genes to Cells編集室)
Paper mill(論文工場)という、業績を増やしたい顧客の依頼でニセ論文の作成と投稿を繰り返す組織が暗躍し、ジャーナルを脅かしている。編集者や査読者に気付かれずに老舗出版社で出版に至ってしまうことも少なくない。ニセ論文によって組織的に引用されることで、被引用数が不正につり上げられている例も見られる。ニセ論文に対してどのような対策を取るべきかを考察する。
研究倫理委員パネルディスカッション
中山 潤一(委員長/司会)、佐谷秀行、仁科博史、深川竜郎、西山朋子(以上委員)、白髭 克彦(理事長)、Matthew Lane、湯浅 達朗
※現地参加予定の方へ:横浜会場におけるランチョンセミナーのお弁当取り扱い等については、第44回年会ウェブサイトより最新情報をご確認ください。