ご挨拶

第45回日本分子生物学会年会
年会長 深川竜郎
(大阪大学大学院生命機能研究科)

第45回日本分子生物学会年会(MBSJ2022)の年会長を務めさせていただく、大阪大学大学院生命機能研究科の深川竜郎と申します。約3年前に、本年会をお引き受けした時には、まさか世界が、パンデミック状態になるとは、つゆほどにも思っていなく、参加者同士が密に議論できる会場を探すところから始めました。その結果、約30 年ぶりに千葉県の幕張メッセを会場に選びました。広大なポスター会場を確保できたので、「激論コロッセオ」と銘打ち、熱い議論ができる年会を開催しようと思っておりました。また、日本生物物理学会と共催の形にして、分子生物学会のマンネリ感を少しでも払拭しようと、組織委員会の士気も上がっていました。しかしながら、昨年から今年にかけて、年会準備を進めるうちに新型コロナウイルスが流行し、思うような年会が開けるのか、不安を抱くようになってきたのも事実です。

ここ1-2 年で、オンライン学会が浸透し、その便利さもあって、学会はPC上で十分だという声も聞かれます。コロナ禍で学会に初参加した学生さんは、学会はPC上でやるものだと思っているようです。しかし、実際に参加者同士が、顔を付き合わせ、未発表のデータについて、「ああでもない、こうでもない」と議論するうちに、研究の新しいヒントが得られ、研究が進んだり、あるいは実際に共同研究に発展したりするのも、学会の醍醐味です。したがって、約1 年後の社会情勢は、予想はできないものの、これまで準備してきた方針に従って、基本的にオンサイト学会を幕張メッセで開催したいと考えております。幸いなことに、最近の感染者の急激な減少は、明るい兆しと思います。

先が読めないことが多く、不安定なご時世ですが、こんな時こそ、皆が楽しめて、「参加してよかった」と思えるような年会ができればと思っております。もちろん、オンラインを取り入れざるを得ない状況になれば、柔軟に対応する所存です。皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げております。特に、若い層の会員には、「学会とは、こんなに面白いものだ。次回も参加して、より良いデータを発表したい」と思えるような高揚感を味わっていただけると幸いです。会員皆様の厚いご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2021年11月
第45回日本分子生物学会年会(MBSJ2022)
年会長 深川竜郎
(大阪大学大学院生命機能研究科)

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