分子生物学会第45回日本分子生物学会年会　日本生物物理学会　共催

DNBSEQテクノロジーの最新情報と新製品のG99について紹介します。

Twitterでの本セミナーテーマ投票に応募いただきありがとうございました。ÄKTA^™システムを使ったタンパク質精製クロマトグラフィは広く行っていただいています。Superdex^™やHiTrap^™カラムのレジンも進化しています。もっと分離を良くし、実験精度を上げましょう！

近年、シーケンシング技術は急速に進歩しており、過去より高精度、ハイスループットかつ低コストで様々な研究領域に貢献しています。また、多くの専門領域に特化した試薬キットの商品化及び便利なデータ解析ツールの普及が進み、シーケンシング技術はアカデミア研究に限らず、疾患診断、個別化医療、疾病予防、環境調査、分子育種など様々な分野に広く応用されています。BGIグループは20年以上にわたってシーケンシング技術を駆使し、世界中の研究者を支えています。基礎研究、装置・試薬開発、バイオインフォマティクス技術開発など幅広い分野で長年蓄積してきたノウハウと技術力を活かし、顧客のニーズに応じて最適なシーケンシングソリューションを提供することができます。今回の講演では、研究者たちがよく使われているDNBSEQに基づくWGS解析、RNA-seq解析および当社が開発した高度に可視化できるデータマイニングシステム「Dr.Tom」についてご紹介します。

空間マルチオミクス解析は、腫瘍の不均一な領域、それらの隣接する微小環境、関連する炎症/免疫細胞などの組織病理学的サンプル内の遺伝子またはタンパク質発現を可視化する強力なツールです。本講演では、ナノストリングの空間解析ソリューションについて、任意領域の全トランスクリプトーム解析が可能なGeoMx®や、今年秋発売予定のシングセル解析に革命をもたらすCosMx™に焦点を当て、ご研究目的に適した解像度や検出項目数に合わせた、各々のテクノロジーと使い分けについて説明します。

NGSによるトランスクリプトーム解析は、高感度かつ網羅的に遺伝子発現レベルを解析可能です。一方で、断片化RNAなど品質の悪い臨床検体への対応、解析費用、データ解析の複雑さに課題があります。そこで、弊社では断片化RNAや微量RNAに対応可能な3’トランスクリプトーム解析 、コストパフォーマンスと実験手順の簡便性を追求した Stranded RNA-seq をご提案させて頂きます。また、クラウドベースの簡単無料な解析システムである、RNA-seq Analysis Portalをご紹介します。バイオインフォマティクスの知識がなくても簡単に解析できる方法があれば、手軽に新しい仮説を立てることができるかもしれません。

遠心エバポレーター、窒素吹付装置といった従来技術の濃縮装置と比較をして、水溶媒の濃縮（蒸発）時間を1/5にまで短縮可能な新しい原理の濃縮技術・装置をご紹介いたします。

ゲノムを筆頭としたライフサイエンス・バイオメディカル分野のデータ解析において、予算や計算リソース、サーバ管理者やデータサイエンティスト等人的リソースの不足が叫ばれています。さらに、個々の研究者や研究機関がそれぞれ計算機システムを維持管理していくのは手間がかかり、研究者が研究に専念できない要因の一つになっています。そこで、複数の研究機関が予算や機器、管理者等を集約した研究コア組織（コアラボ・コアファシリティ）を協同運営し、効率化をはかりつつ最新の計算技術を提供するという流れが国内外で生じています。本セミナーでは、コアラボに計算・人的リソースを集約するにあたって起こり得る諸問題をITシステムの観点から整理し、その問題を解決する柔軟性に富んだ共用プラットフォームの操作を実演いたします。

1ニードルSPRプラットフォームに、6フローセルと革新的なソフトウェアが大きな進化をもたらしました。Biacore^™シリーズの高品質で一貫したデータはそのままに、将来にわたって幅広い研究ニーズを広げるBiacore^™ 1シリーズの新たな運用方法をご紹介します。

1細胞解析がコモディティ化し、次のコア技術が求められています。Live-seq論文(Chen, Nature 2022 Aug)で生細胞キャプチャが実現可能なことが示されました。我々は、生きた1細胞から繰り返し細胞内コンポーネントを採取しシーケンスを行う技術（iScseq: intra-single cell sequnecing）をSS2000（Yokogawa）と購入可能なキットのみを用いて実現しました(Okada, bioRxiv 2022 Sep)。本セミナーでは、SS2000とNGSをどのように結び付けたのか、1細胞内解析で何が見えるのかご説明します。

タンパク質S-パルミトイル化修飾はタンパク質システイン側鎖にパルミチン酸などの脂肪酸が付加する翻訳後修飾で、タンパク質の疎水性向上を通して、膜結合能の獲得、脂質ラフト構造への集積などの機能を担うことが知られています。本セミナーでは簡便な操作かつ短時間で調製でき、「修飾量の蛍光定量」、「修飾タンパク質の網羅的精製と同定」、「修飾基個数の判定」など幅広いアプリケーションが実施可能な革新的な解析キットをご紹介いたします。S-パルミトイル化修飾の解析を初めておこなう方におすすめの製品です。

近年、進展著しいリキッドバイオプシー分野において、大容量サンプルから核酸を抽出したいとか、病理やバイオバンクにおいて、FFPEサンプルで生じる手作業の工程を極力省きたいというニーズが増えてきています。
こういったニーズにお応えするために、EZ2 connect （24 サンプル）が誕生しました。
面倒なサンプルの前処理を極限までカットし、試薬のマニュアル分注操作を必要としないコンセプトに基づいた卓上タイプの核酸精製装置です。
すべてのプロトコールがインストール済で使い易いタッチパネルとプレパック試薬カートリッジの採用で、核酸精製が簡便化できます。

本発表では、本装置を使うことで、今何ができるのか、どういったメリットがあるのかをキアゲンのマーケティング担当がご紹介いたします。

株式会社セツロテックは、徳島大学で培った技術とノウハウを基に創業した徳島大学発ベンチャーです。特許を取得した独自のゲノム編集技術（GEEP法・VIKING法・ST8）を活用し、ゲノム編集マウス・ゲノム編集培養細胞・ゲノム編集iPS細胞などの受託作製サービスを提供しております。ゲノム編集に取り組みやすい時代になったとはいえ、マウスの飼育やクローニングの手間を考えれば、作業は外部委託したほうが、手間なく迅速にご研究が進みます。より研究に集中できる時間を作るため、プロに任せるゲノム編集受託サービスをご紹介します。