第63回日本生物物理学学会年会 The 63rd Annual Meeting of the Biophysical Society of Japa

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年会長挨拶

第63回日本生物物理学会年会
年会長・実行委員長
高田 彰二
(京都大学)

高田彰二

日本生物物理学会の第63 回年会を、2025 年9 月24 日(水)より26日(金)までの3 日間、奈良県コンベンションセンター(奈良市)で開催します。世界遺産に囲まれる古都・奈良での年会は、当学会として初めてとなります。京都大学、奈良先端科学技術大学、および近郊の学会員からなる年会実行委員会により運営いたします。

生物物理学は、生物が示すさまざまな活動を、物理、化学、生物学、情報科学などを基礎として解明しようとする学問です。ヘテロな研究者の集まりである日本生物物理学会にとって、年会は最新の研究成果を発表・議論し、研究者同士の交流を深めるためのもっとも大切なイベントです。新型コロナ禍を乗り越え、IUPAB2024との合同年会の大成功を踏まえて、ますます熱気のある、楽しい奈良年会にすべく、実行委員一同、準備を進めています。

奈良年会では、例年の年会の伝統を引き継ぎながらも、新しい試みもいくつか計画しています。年会一日目夕方の時間帯には、ウェルカムレセプションとイブニングセッションを計画しています。食事や飲み物をとりながら、ゆったり議論を楽しむ機会になればと考えています。また、生物物理若手の会が中心となって、年会の前日に研究発表と交流を行う企画も計画されています。生物物理学会の熱気は、ひとえに次世代を担う若手研究者によっています。是非、盛りあがってほしいと思います。現在の研究をけん引するシニアな研究者と未来を担う若手研究者が、一体となって盛りあがる奈良年会になることを願って、『古の都・奈良にて、生物物理の現在と未来を繋ぐ』をキャッチフレーズに決定しました。

奈良年会の会場で、多くの皆さまとお会いできることを心待ちにしております。