第51回日本免疫学会学術集会は多数のご来場者を迎え、盛会のうちに閉会いたしました。
これも皆様方のご協力のおかげと深く感謝申し上げます。
またご協力いただきました関係者の方々に心より御礼申し上げます。

なお一部の講演をオンデマンド配信します。
学術集会オンラインシステム「ONLINE CONF」にて閲覧してください。
公開期限:2023年1月10日(火)

The 51st Annual Meeting of the Japanese Society for Immunology has been concluded successfully.
We would like to thank you for your great contribution and participation in our meeting.

On-demand video broadcasting is provided for some of the presentations.
Please watch the videos on the online meeting system “ONLINE CONF”.
Delivery period: until January 10, 2023

ベストプレゼンテーション賞

ワークショップ、ポスターの発表で最も優れた演題を表彰します。
第51回日本免疫学会学術集会の受賞演題はこちらです。

Best Presentation Award Winner 2022

Best Presentation Award

JSI gives the award to superior presenters in the workshop and poster session of the Annual meeting of the JSI in the year.

Best Presentation Award Winner 2022

▼【会長よりメッセージ】学術集会の報告と御礼

第51回学術集会、シン免疫学〜対コロナ・ポストコロナの科学・熊本―を開催して

慶應義塾大学医学部微生物学免疫学教室
吉村昭彦

 本学術集会は、2022年12月7-9日に、樗木 俊聡先生(東京医科歯科大学 難治疾患研究所)と慶應義塾関係の天谷 雅行先生、金井 隆典先生、竹内 勤先生、福永 興壱先生、河上 裕先生の6名の副会長 のご協力のもと、熊本城ホールにて開催いたしました。はじめに、本学術集会を無事に開催でき、また盛況のうちに終えられたことに、ご参加、ご協力を頂いた全ての方々に心から感謝申しあげます。とりわけ、多くの企業から多大な協賛を頂きました。この場をお借りして、深甚の謝意を申し上げます。
 本大会は標題の「シン免疫学〜対コロナ・ポストコロナの科学」にありますように「COVID-19による学術の閉塞状況からの脱却」と「新しい免疫学の未来を模索する議論」の二つの目標を掲げました。本学術集会はオンライン開催も補完的に組み合わせたハイブリッド型ではありますが現地開催を基本とし、何よりも対面で双方向性の議論と情報交換、および人脈形成を進められる集会にしたいと考えました。その結果、参加総数1952名(うちオンライン参加は300~400名程度)を数え、どの会場でも活発な議論が行われました。特にワークショップやポスターセッションはコロナ前の熱気に包まれ、会員の皆さんがいかに直接の対話を望まれていたか再認識しました。また海外招待者は40名程度でしたが、航空券高騰の中でも半数が熊本まで足を運んでくれたことは大きな喜びでした。今回ワークショップの数を増やし、また従来のペストプレゼンテーション賞に加えてベストポスター賞を設けました。審査いただいたワークショップ座長の皆様にはご負担をおかけして申し訳ありませんでしたが、「オーラルに選ぶべきだったポスターもあった」との声もいただき、ポスターの議論を活性化する一助として非常によかったと思います。
 また今年は懇親会の代わりに「未来の免疫学」と題するイブニングセミナーを企画しました。免疫外領域からその道の専門家をお招きして、我々素人にもわかりやすいようにお話いただき次の時代の免疫学を探る参考にしてもらおうというものです。夜遅い時間にも関わらず多くの会員に参集していただけました。また始めての試みでしたが、「免疫学の未来」と題した若手研究者によるフォーラム(座談会)にも120名が参加し、若手を取り巻く問題について議論がなされました(京都大学、鈴木忍先生による報告書を学会HPに掲載。本ニュースレターにも掲載予定)。今回、若手からのボトムアップを期待して、昨年と同様に国際シンポジウム企画を公募し、嬉しいことに計6枠が若手主体のシンポジウムとなりました。
 このように対面重視、若手重視はある程度の成功を収めたのではないかと密かに自負しておりますが、反省材料も多くありました。ハイブリッドは、後から聞き逃したシンポジウムをオンデマンド視聴できるというのはものすごい利点で、私自身大いに活用させてもらいました。ただこれも現地講演の価値を低下させる可能性もあり、さらにハイブリッドは相当の費用がかかり収益が減りました。次回以降の議論に委ねたいと思います。会場配置について、講演会場の広さに大小があり、人気のセッションでは立ち見が出る、またポスター会場が狭いなど、もう少しきめ細やかな配慮ができればよかったと思います。また今回大学院などで留学生が大幅に増えている状況が明らかとなり、イブニングセッションの一部は英語にすべきでした。新しい試みでコロナ禍に伴い経済的な理由で、個人での旅費の拠出が困難な大学院生約30名に旅費支援を行いました。これも収益見込みが不透明な段階で始めたために、ある程度制限を設けざるを得ず、もっと支援できたらよかった、という思いが残りました。細かな反省点は次回の52回千葉大会(中山俊憲先生)運営委員会に申し送りしました。来年1月に幕張メッセで再び若い人たちの熱い議論を見たいと思います。

Pre-Registration

Early Registration June 1 - November 1 at 12:00 PM (JST) *has been closed.
Late Registration November 17 at 9:00 AM - December 6 at 12:00 AM (JST)

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