下の画像をクリックすると、プログラム日程表のPDFファイルをダウンロードできます。
プログラム・企画一覧
PL 大会長講演
【日時】2021年11月28日(日) 11:30-12:00(第1会場)
【座長】竹中 裕昭(竹中医院)
【演者】鈴木 富雄(大阪医科薬科大学 地域総合医療科学寄附講座)
SP1 特別講演1:COVID-19 Update
【日時】2021年11月28日(日) 15:30-17:10(第1会場)
【座長】浮村 聡(大阪医科薬科大学病院 感染対策室)、坂上 祐司(清恵会病院循環器内科)
【演者】宮坂 昌之(大阪大学名誉教授)
忽那 賢志(大阪大学大学院医学系研究科 感染制御学講座)
鈴木 貞夫(名古屋市立大学)
概要 ▼
2019年末に初めて報告されて以降、瞬く間に世界中に拡大した新型コロナウイルス感染症については、世界中の研究者から日々新たな知見が報告されています。本企画では、ウイルス感染症として最先端の医学的知識を総ざらいすることを目的に、基礎、疫学そして臨床の3つの側面について、各領域における日本のトップランナーの専門家をお招きしてご講演頂きます。本企画を通じて長期的対策が必須と言われている新型コロナウイルス感染症について学び直す機会を提供することにより、参加者の皆様にとって日々の診療の礎になることを目指します。
SP2 特別講演2:多様なセクシュアリティを支援できるプライマリ・ケア医になるために
【日時】2021年11月28日(日) 13:40-15:10(第3会場)
【座長】川島 篤志(市立福知山市民病院)、西山 順滋(関西医科大学)
【演者】柴田 綾子(淀川キリスト教病院 産婦人科)
山下 洋充(河北ファミリークリニック南阿佐谷)
森村 美奈(なにわ生野病院)
概要 ▼
昨今ダイバシティへの意識が広がり、多様な性に配慮したケアを求める社会のニーズが高まっています。
日本プライマリ・ケア連合学会 女性医療・保健委員会(チームPCOG)は、男性医療やLGBTQの医療を含む多様な性に配慮した診療を支援するため、セクシュアルヘルス委員会に生まれ変わりました。 プライマリ・ケアの現場では、生物学的性やジェンダーに起因する男性・女性ならではの様々な健康問題や、性的指向・性自認を含む多様なセクシュアリティを持つ患者の診療に日々関わることが求められます。一方で、こうした性に関する健康問題にどう関わればよいか戸惑う医療者も多いのではないでしょうか。 本企画は、多様なセクシュアリティを支援するために医療者が実践できるポイントをお伝えすることを目的としています。
今回は、妊娠中・産後のマイナートラブルへの対応や、女性・男性の更年期症状、ヘルスメンテナンスについて取り上げ、症例を提示して実践的なアプローチをお示しします。更に、医療施設を多様なセクシュアリティに配慮されたものにするために取り入れられるポイントをお示しします。可能な限り質疑応答ができる形式とし、明日からできることを参加者と共に考える機会にしたいと思います。
EL1 教育講演1:しくじり症例から学ぶ!Difficult Patient対応技法
【日時】2021年11月28日(日) 9:30-10:30(第3会場)
【座長】岡山 雅信(神戸大学大学院 地域医療教育学部門)、寺崎 由香(北辰会 天の川病院 内科・循環器内科)
【演者】鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院総合診療科)
概要 ▼
プライマリ・ケアの日常診療の場面では、私たち医療従事者が“好ましくない”感情を抱いてしまう患者さんに残念ながらしばしば遭遇します。このような患者さんはDifficult patient(DP)と言われ、医療者を疲弊させるばかりか時には診断エラーにも繋がることが指摘されています。この講演ではDP対応のスペシャリストをお招きし、DPに関する基本的事項のおさらいから個別の症例を踏まえたレクチャーを通じて、講演を聞いた翌日から役立てるような実践的な内容をお届けします。
EL2 教育講演2:戦え緩和ケア ~四の五の言わずに症状取ったらええねん~
【日時】2021年11月28日(日) 11:00-12:00(第3会場)
【座長】上月 圭(金井病院)、中田 均(尼崎医療生協病院)
【演者】岡村 知直(みなとクリニック)
岡本 宗一郎(千葉在宅診療クリニック)
概要 ▼
緩和医療は、今後社会の高齢化がますます進んでいく中で私たちプライマリ・ケア医にとって避けることのできない課題です。一方で在宅の場における緩和医療の実践については、様々な理由からまだまだ本格的に普及しているとは言えない状況です。本講演では在宅での緩和ケアに取り組んでおられる2人の新進気鋭の先生に、症状緩和の基本と応用、さらに患者・家族とのコミュニケーションをテーマとして、現場での示唆に富んだお話を頂きます。
SS 特別シンポジウム:地域はコロナ禍とどう向き合ったか?
【日時】2021年11月28日(日) 9:30-11:10(第1会場)
【座長】中神 太志(大阪大学)、津村 えりか(菜の花診療所)
【演者】守上 佳樹(よしき往診クリニック)
太田 悦子(大阪大学医学部附属病院感染制御部)
大矢 亮(耳原総合病院)
宮園 将哉(大阪府健康医療部)
木戸 友幸(愛港園診療所)
S1 シンポジウム1:小児から成人へ 移行期医療の担い手としての総合診療医・家庭医
【日時】2021年11月28日(日) 15:30-17:10(第2会場)
【座長】山寺 慎一(菜の花診療所)、大島 民旗(西淀病院)
【演者】南條 浩輝(かがやきクリニック)
角間 彩(摂食嚥下障害児 親の会 つばめの会)
荒木 三弥(訪問看護ステーションジャストライフ)
概要 ▼
小児慢性疾患の治療成績向上により、多くの小児が思春期・成人期を迎えるようになり、小児医療から成人医療への円滑な移行の必要性が叫ばれています。小児医療からは、臓器別にとらわれず全人的な医療を提供でき、各成人科と協力しながら多職種と連携することができる医師を求める声があり、総合診療医や家庭医は移行期医療の担い手として期待されています。本企画では3名のシンポジストが、これから移行期医療に携わることになる総合診療医・家庭医に向けて移行期医療の特性や医師に必要な態度・技術などについて講演し、その後視聴者も含めディスカッションを行います。総合診療医・家庭医が移行期医療の特性を理解することで、移行のニーズに適切に対応し主治医機能を引き継ぐための第1歩を踏み出したいと思います。
S2 シンポジウム2:大阪の地から健康格差を考える
【日時】2021年11月28日(日) 15:30-17:10(第3会場)
【座長】小林 正宜(葛西医院)、大谷 紗代(西淀病院)
【演者】山口 照美(大阪市生野区長)
光成 信也(社会福祉法人萌健会深江南地域総合相談窓口)
西岡 大輔(大阪医科薬科大学 研究支援センター医療統計室)
概要 ▼
2018年に当学会は「健康格差に対する見解と行動指針」を公表し、健康格差を学会全体で取り組むべき問題と明記しましたが、私達は今現在何ができているでしょうか?
大阪では不健康なライフスタイル、劣悪な住環境、家族崩壊など大都市特有の問題に起因する健康格差が顕在化しています。今回は大阪の地で健康格差の最前線に挑む3人のシンポジストをお招きし、参加者全員が問題を自覚し、行動する意識が萌芽するような議論を行います。
TS 研修医・学生セッション:ドクターGに挑戦 from 大阪
【日時】2021年11月28日(日) 13:40-15:10(第1会場)
【演者】鈴木 富雄(大阪医科薬科大学 地域総合医療科学寄附講座)
概要 ▼
総合診療医ドクターG最多出演でお馴染みの大会長・鈴木富雄教授を迎えて学生・研修医向けの臨床推論大会を開催することとなりました。3人1組のチームで参加いただき、チーム内で相談しながらドクターGの珠玉の一例の診断に迫っていただきます。臨床推論に興味があり日夜その技術を磨いている学生・研修医の皆さんには、是非その成果を発揮していただければと思います。また本大会では挑戦者の議論に対するドクターGのコメントも適宜いただけますので、大学では体系的に教わる機会がそう多くはない臨床推論に興味がある方やもっと学びたいという方も見学者(経験年数問わない)として参加いただくことができます。参加者全員で臨床推論の奥深さや楽しさを共有できる会となっております。
SWS 適々斎塾:オニマツぶった斬り ~コモンの方が深くて差が出るんだよ!~
【日時】2021年11月28日(日) 9:30-12:00(第2会場)
【座長】小林 正宜(葛西医院)
【演者】佐田 竜一(天理よろづ相談所病院)
坂本 壮(国保旭中央病院)
和足 孝之(島根大学)
大場 雄一郎(大阪府立急性期・総合医療センター)
矢吹 拓(国立病院機構栃木医療センター 内科)
上田 剛士(洛和会丸太町病院 救急総合診療科)
清田 雅智(飯塚病院総合診療科)
國松 淳和(南多摩病院)
概要 ▼
私たちプライマリ・ケア医は、新型コロナ感染症への対応とともにいわゆるcommon diseaseへの対応も欠かすことができません。本企画では大阪が誇る自主的な学びの場である「適々斎塾」との共催により、日本における第一線級のジェネラリストの諸先生方をお招きして、7つの“よくある疾患・症状“のピットフォールについて縦横に語って頂きます。
WS ワークショップ:アフターコロナのアクションプラン@薬剤師
【日時】2021年11月28日(日) 13:40-15:10(第2会場)
【座長】竹内 あずさ(ベガファーマ株式会社 くるみ薬局)
【演者】竹内 あずさ(ベガファーマ株式会社 くるみ薬局)
鈴木 秀明(有限会社弘法薬局 あんず薬局知立店)
高橋 直子(立命館大学薬学部)
鈴木 渉太(奈良県立医大附属病院 臨床研究センター)
辻本 千代美(もみじヶ丘病院)
増田 恵亮(あけぼの薬局 千里丘駅前店)
宇梶 明起(医療法人 大植会 葛城病院 医療安全管理室・室長(専従医療安全管理者))
三澤 美和(大阪医科薬科大学 地域総合医療科学寄附講座)
【企画運営】プライマリ・ケア薬剤師認定制度委員会
概要 ▼
2020年初頭より猛威を振るう新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされました。マスコミやTwitter・FacebookなどのSNS上はフェイクニュースが拡散し、人々の不安をあおりました。人流が制限され、社会不安や健康格差などたくさんの問題が浮き彫りとなりました。
このワークショップは、2021年3月に行われたプライマリ・ケア認定薬剤師研修会の中でのグループワーク「コロナ禍の中で薬剤師としてのプロフェッショナルをどう活かし、どんな挑戦ができそうか?」で寄せられたたくさんのアクションプランをもとに、「アフターコロナのアクションプラン」を完成させていただくワークショップです。
ピンチをチャンスに変えるべく、アフターコロナにおける薬剤師や多くの医療者のさらなる可能性や夢を一緒に熱く語り合いましょう。
薬剤師だけでなくたくさんの職種の方のご参加をお待ちしています。
O1~8 一般演題:口演1~8
【日時】2021年11月28日(日) 9:30-16:30(第4会場/第5会場)
【座長】調整中
LS1 ランチタイムセッション1:高齢者でよく見る皮膚疾患 ~皮脂欠乏性湿疹と帯状疱疹~
【日時】2021年11月28日(日) 12:20-13:20(第1会場)
【座長】中井 昭宏(なかいホームケアクリニック)
【演者】常深 祐一郎(埼玉医科大学 皮膚科)
【共催】マルホ株式会社
概要 ▼
高齢者おいて頻度の高い皮膚疾患が、湿疹・皮膚炎である。その中でも多いのが、皮脂欠乏性湿疹であろう。乾燥している部位へ十分な量の保湿剤を塗布し、湿疹化している部位には適切な強さのステロイド外用薬を重層する。塗布量にはfinger tip unitの概念が参考になり、十分な治療効果を引き出すためには非常に重要なポイントとなる。また、帯状疱疹も高齢者に頻度の高い疾患である。帯状疱疹後神経痛や麻痺などの後遺症を残さないために、早期の適切な診断と治療について述べたい。
LS2 ランチタイムセッション2:携帯型エコー 在宅活用術 ~医師・訪問看護師編~
【日時】2021年11月28日(日) 12:20-13:20(第2会場)
【座長】中山 明子(大津ファミリークリニック)
【演者】上松 東宏(豊田地域医療センター)
ポイントオブケア超音波でHOUSEのススメ※
※House-Oriented UltraSound Examsの略 在宅診療で行われるPOCUS
新関こずえ(よどきり医療と介護のまちづくり株式会社/よどきり訪問看護ステーション)
訪問看護師に広がるエコーの活用と効果〜在宅における高齢者排泄ケアの現場より〜
【共催】富士フイルムメディカル株式会社
概要 ▼
診療の中心は問診ですが、在宅患者の主訴が曖昧で、診断仮説をどのように作るか悩むことも少なくありません。こうした「不確実性」と常に対峙しなければならない状況で、体内を可視化するエコーは、臨床推論力を高める心強い診療ツールとなります。
昨今、高画質なポータブルエコーが普及し、訪問診療や訪問看護の現場でも活用されることが多くなりました。2020年の診療報酬改定でも、訪問診療時の超音波検査が新設されています。
今回は、訪問診療・訪問看護で実際にエコーを使われている先生方に、明日から役立つエコーの活用方法をご講演頂きます。
LS3 ランチタイムセッション3:総合診療科におけるデジタル問診導入の効果
【日時】2021年11月28日(日) 12:20-13:20(第3会場)
【座長】調整中
【演者】西口 翔(湘南鎌倉総合病院 総合内科)
【共催】株式会社プレシジョン