大会長 鈴木富雄
大阪医科薬科大学地域総合医療科学寄附講座
大阪医科薬科大学附属病院総合診療科
この度、日本プライマリ・ケア連合学会第34回近畿地方会の大会長を拝命いたしました大阪医科薬科大学の鈴木富雄です。本来、昨年の2020年11月29日(日)に、大阪医科薬科大学にて本大会を開催させていただく予定でしたが、コロナ禍であることを考慮し延期といたしました。今回、本年11月28日に本大会を新ためて完全オンラインで行うことを決定いたしました。本大会は本邦のプライマリ・ケアの充実と発展を目的とするものですが、今回の主題はプライマリ・ケア領域での医学・医療の進歩や意欲的な試みなどの共有と普及を目指して、「地域から輝け 総合診療の挑戦!」といたしました。
本大会では一般演題の他、特別講演、教育講演など様々な企画がありますが、現場での診療に関わる事のみならず、超高齢社会の中、介護・保健・福祉・行政に渡る多職種連携の成果や課題、卒前教育から生涯教育に至るまでの多様な場面での教育的な取り組み、臨床医の疑問に応えてくれるような実践的な研究の成果など、単に発表、聴講の場を提供するだけでなく、明日からの診療に役立つような大いなる学びを得ていただくために、参加者の皆様方が積極的に関わることができるような活発な討論と交流の場にしたいと考えております。
今回は完全オンライン参加ということもあり、近畿だけでなく全国各地の遠方からでもご参加が可能となっております。
一昨年姫路市で行われた第33回近畿地方会は参加人数が900名を超えて大変盛会でした。本大会はその流れを受け、過去最高の1000名越えの参加人数を目指し、実行委員一同鋭意準備を進めております。
医師だけではなく、学生、看護師、薬剤師など多職種に渡る多くの方々のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。