特別講演 チャンネル1
炎症・免疫基礎研究に基づくTranslational Research
総会長企画1 チャンネル4
細菌学研究者メモリアルシンポジウム
演者:菊池 賢(東京女子医科大学)、赤池 孝章(東北大学)、八木 淳二
総会長企画2 チャンネル2
日本細菌学会が目指す産官学連携の戦略とイノベーションの創出
演者:佐伯 耕三(経済産業省)、三宅 正人(産業技術総合研究所)、隅田 泰生(鹿児島大学)、辻 典子(十文字学園女子大学)
概要:
総合イノベーション戦略2021 年において,官民連携による分野別戦略の推進が図られ、バイオテクノロジー、健康医療、食料等に関する共同研究強化及び産学官のイノベーション促進に向けた取り組みが進められている。本シンポジウムでは、社会的インパクトのある研究に向けての今後の方向性、大学発新産業創出の試みと新たな展開,さらには研究シーズと革新的なイノベーションの橋渡しの重要性、産官学連携によるイノベーションエコシステムの構築や課題、日本細菌学会が目指す戦略と将来展望について議論する。
学会企画 チャンネル2
パンデミック環境モニタリングの最前線
演者:井田 智章(東北大学)、魏 范研(東北大学)、鎌田 啓佑(結核予防会結核研究所)、小林 博幸(塩野義薬株式会社)、佐藤 寿夫(日本微生物研究所)
概要:
新型コロナウイルス感染の世界的な感染拡大が進んでおり、新たなワクチンや治療薬の開発などが精力的に行われており有効な感染コントロール戦略が世界規模で着々と展開されているが、各種変異株の出現などにより未だ根絶への道のりは遠いようである。また、ポストコロナ時代においても、この様なパンデミックは変わらず人類の脅威として大きな継続課題となるであろう。そこで、本セッションでは、近未来社会においても、人類の存続を左右する最優先課題となるパンデミックの予測、予防対策としてパンデミックモニタリングの技術開発の最先端を紹介する。
【S1】シンポジウム1 チャンネル1
微生物群集の構造と動態の理解
演者:鈴木 仁人(国立感染症研究所)、星野 仁彦(国立感染症研究所)、永井 宏樹(岐阜大学)、新谷 政己(静岡大学)、勝山 陽平(東京大学)豊福 雅典(筑波大学)
概要:
微生物を取り扱う研究は、モデル微生物を用いた基礎生物学研究から、感染症を引き起こす病原性微生物に関する基礎医学研究、有用物質生産を行う微生物に関する応用微生物学研究まで、その分野は多岐にわたる。しかしこの10年あまりの間、いずれの分野においても、対象とする微生物の真の動態を理解するには、微生物群集を集団のままに扱うだけでなく、群集内の微生物細胞を細胞レベルで理解する必要が急速に生じている。近年、微生物の培養技術や培養を介さないシングルセル解析技術が大きく進歩し、難培養性微生物も対象に含めることも可能になりつつある。本シンポジウムでは、革新的な技術によって様々な微生物群集において個々の微生物の動態解明に取り組む研究者にご講演いただく。また日本細菌学会と日本農芸化学会の連携シンポジウムとして行うことで、双方の学会員に参加いただき、分野融合型研究について理解を深め、連携の促進を図りたい。
【S2】シンポジウム2 チャンネル3
バクテリアの表層変化と生存戦略
演者:塩田 拓也(宮崎大学)、田代 陽介(静岡大学)、渡邉 信嗣(金沢大学)、檜作 洋平(京都大学)、塩見 大輔(立教大学)
概要:
単細胞である細菌は、外的ストレスに即座に対応し、様々な環境下で生存するための多様なシステムを有している。ストレス応答に関する従来の研究は、細胞内における遺伝子発現など分子増減からの理解が中心であり、ストレスに曝される最前線である細菌の表層そのものについては、技術的制約から議論が遅れていた。近年の微生物学、生化学、顕微鏡学分野の技術革新により、細胞異常状態の制御に加え、生細胞表層の微細観察が可能となってきた。本シンポジウムでは、新進気鋭の若手研究者による最新の研究成果をもとに、様々なストレスに対する細菌の生存戦略を細胞表層構造の変化の観点から議論したい
【S3】シンポジウム3 チャンネル4
ゲノム解析が拓くファージ研究の新展開
演者:宮永 一彦(東京工業大学)、土居 克実(九州大学)、阪口 義彦(北里大学)、植松 智(大阪市立大学)、今西 規(東海大学)、藤木 純平(酪農学園大学)
概要:
近年、薬剤耐性菌問題の深刻化を背景に、ファージセラピーが再び注目を浴びるようになった。また、次世代シーケンサーの普及とともに、自然界や生体内における細菌叢やウイルス叢が明らかになり、さらに分離された細菌とファージ双方のゲノム解析が迅速・高精度に行えるようになった結果、これまで謎に包まれていた細菌とファージの生存競争の原理が次第に見えるようになってきた。これらの知見はファージのスクリーニング、カクテル化、育種、合成など、ファージセラピーの効率化を進める技術開発の重要なヒントになる。本シンポジウムでは、ゲノム解析の専門家やゲノム情報を武器にファージ研究を進める研究者を集めて最新の研究成果を共有し、細菌とファージの生き様をどこまで明らかにできるのか?、そしてファージセラピーを社会実装するためにどこまで高性能なファージを臨床現場に届けることができるのか?という点について議論する。
【S4】シンポジウム4 チャンネル1
生体防御研究の現状と展望
演者:赤池 孝章(東北大学)、荒瀬 尚(大阪大学)、橋口 隆生(京都大学)、嘉糠 洋陸(慈恵医科大学)、中川 一路(京都大学)
概要:
2020年から始まった新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなり、生体防御研究の重要性が益々高まっている。予防・診断・治療に関わる研究のみならず、病原体の起源や変異、工学的な手法を用いた創薬など、様々な視点から新たな治療法を模索する必要がある。本シンポジウムでは、外来性の異物や自己成分の一部を処理し、個体の独立性と恒常性を維持する生体防御機構について細菌・真菌だけでなく、ウイルス、寄生虫等各分野で進められている新たな観点から病原体に対する防御機構のメカニズムについて、様々な分野の研究者から最新の知見について紹介する。
【S5】シンポジウム5 チャンネル3
レンサ球菌研究の新しい風
演者:小川 道永(国立感染症研究所)、菊池 賢(東京女子医科大学)、住友 倫子(大阪大学)、竹本 訓彦(国立国際医療研究センター)、田端 厚之(徳島大学)、野澤 孝志(京都大学)
概要:
レンサ球菌属には、A群レンサ球菌や肺炎球菌などの臨床上重要な病原性細菌が含まれ、古くからこれらの細菌的性状や細菌毒素について研究が進められてきた。近年、レンサ球菌感染症の発症機序解明に繋がる新たな宿主免疫回避機構や宿主応答、さらには、これまで見逃されてきたヒト常在性の日和見レンサ球菌による感染症の存在が明らかとなってきている。本シンポジウムでは、A群レンサ球菌、肺炎球菌感染における菌側要因(病原性因子やゲノム多様性)と宿主側要因(自然免疫、ストレス応答)に関する解析、ヒト常在性のアンギノーサス群とミチス群の病原性に関する解析、さらには臨床において新たに問題となっているレンサ球菌感染症など、様々なレンサ球菌に関する最新の話題を取り上げ、細菌学的観点からのレンサ球菌感染症研究の問題点と今後の展望について考えていきたい。
【S6】シンポジウム6 チャンネル4
細菌のリバーシブル変異と適応戦略
演者:中村 佳司(九州大学)、河野 正充(和歌山県立医科大学)、山本 章治(国立感染症研究所)、鈴木 宏和(鳥取大学)、森川 一也(筑波大学)、佐藤 勉(法政大学)
概要:
多くの細菌は、表現型や遺伝子の不均一性を生み出す特徴を有している。宿主環境内などでストレスによる選択圧を受けた細菌は、それに対抗するために、ゲノム不均一性を獲得し、多様性を有した菌体集団を形成することで、悪条件を生き延びて増殖することができる亜集団を生み出し、環境に適応すると考えられている。多様な菌体集団を形作るために、菌体は、相変異(スリップストランドのミスペアリング、プロモーターの逆位など)、複製エラーに起因するヌクレオチド多型、欠失や挿入などのより大きな再配列、またはトランスポゾン、挿入配列、バクテリオファージなどの可動遺伝因子によるゲノム再構築など、リバーシブルな変異をゲノムに導入することが知られている。本セッションでは、細菌の多様性を形作るリバーシブル変異と適応について、新しい解析法も含めて議論する場を提供したい。
【S7】シンポジウム7 チャンネル1
超硫黄科学が切り拓くエネルギー代謝とストレス応答の新展開
演者:松永 哲郎(東北大学)、本橋 ほづみ(東北大学)、増田 真二(東京工業大学)、澤 智裕(熊本大学)、西村 明(奈良先端科学技術大学院大学)
概要:
硫黄(sulfur)はそれ自身が共有結合で長く繋がる特性(カテネーションという)をもち、生成した分子はポリスルフィドと呼ばれる。ポリスルフィドは、硫黄が繋がることにより、求核性や求電子性などの化学反応性が著しく高まり、超硫黄分子として振る舞う。近年の急速な解析技術の進展によって、真核生物から原核生物に渡る幅広い生物種に超硫黄分子が多彩な分子構造で、かつ豊富に存在することが明らかとなってきた。本シンポジウムでは、細菌、酵母から哺乳細胞(特にミトコンドリア機能)まで多様な生物種における超硫黄分子の生物作用について最新の知見を議論したい。超硫黄科学の基礎から、電子伝達における電子の授受と超硫黄代謝、超硫黄による細菌の転写制御・ストレス応答と薬剤耐性獲得機構、酵母における寿命の制御と超硫黄、などをトピックとして取り上げ、その将来展望も含めて議論する。
【S8】シンポジウム8 チャンネル3
抗体医薬を用いた感染制御戦略
演者:阿戸 学(国立感染症研究所)、一二三 亨(聖路加国際病院)、安居 輝人(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所)、宮下 慎一郎(東京農業大学)
概要:
血清療法・ワクチンの開発や抗生物質の発見、衛生環境の向上により多くの感染症がこれまでに克服されてきた。一方で、新興感染症、再興感染症、そして多剤耐性菌が現在も世界規模で蔓延しており、人類に対して未だ脅威を与え続けている。これらの感染症に対抗するためには、抗菌薬やワクチンに代わる効果的な感染症制御法を開発し、これまでの治療法をアップデートする必要がある。抗体製剤は標的分子への高い特異性、多様性を持ち、基盤技術の向上と共に様々な疾患に適用されるようになってきている。また近年、それらの抗体製剤にすぐれた体内動態および高い安全性を付与する技術も進化している。
本シンポジウムでは、抗体製剤を感染症制御のために応用した新たな戦略についてご講演いただく。それぞれの戦略の重要性、将来性および問題点について議論したい。本シンポジウムが感染症制御に向けた新たな手法開発の一助になることを期待する。
【S9】シンポジウム9 チャンネル4
多様性で彩る抗酸菌研究の魅力
演者:酒井 俊祐(National Institutes of Health)、西山 晃史(新潟大学)、南宮 湖(慶応大学)、原 博満(鹿児島大学)
概要:
結核の世界的蔓延に加えて、肺非結核性抗酸菌(NTM)症が高蔓延状態にある日本の現状が明らかになり、抗酸菌研究の重要性が高まっている。肺NTM感染症に対する感受性を決定する遺伝子がGWAS研究によって明らかになったことで、肺NTM症の病態解明が期待されている。感染免疫分野では、抗酸菌に特徴的な糖脂質の認識とそれによる免疫制御に関して世界をリードする研究が日本から発信されている。また、マウスおよびサルを用いた粘膜関連インバリアントT細胞に注目した研究により、結核免疫に対する理解がより深まりつつある。菌体内のゲノム構造の維持、変化に着目した研究は、潜伏感染における結核菌の細胞像の解明に寄与している。本シンポジウムでは抗酸菌研究会で発表され議論されてきた様々な研究分野、研究手法で彩られた抗酸菌研究の多様性を講演していただく。講演者、参加者双方で抗酸菌研究の面白さを共有し、それを細菌学全体の発展に寄与する議論へと昇華させたい。
【S10】シンポジウム10 チャンネル2
多様な視点から視た真菌学研究とその未来
演者:上野 圭吾(国立感染症研究所)、南宮 湖(慶應義塾大学)、山中 大輔(東京薬科大学)、中馬 いづみ(帯広畜産大学)、高園 貴弘(長崎大学)
概要:
本総会のテーマである「多様性から見えてくる細菌学の未来」を踏まえ、医学・薬学などの様々なバックグラウンド、留学・海外との共同研究といった色々な経験を持つ研究者に、真菌学に関連する研究をこれまでの経験を交えて発表していただく。今後、真菌学・細菌学の研究者を目指したい、留学したい、そのような若手研究者(学生を含む)をencourageする企画としたい。
【S11】シンポジウム11 チャンネル3
細菌毒素研究の新たな展開を目指して
演者:阿松 翔(金沢大学)、塚本 健太郎(藤田医科大学)、津々木 博康(熊本大学)、津下 英明(京都産業大学)、堀口 安彦(大阪大学微生物病研究所)
概要:
多くの病原細菌は、様々な生物活性を有するいわゆる“毒素”と呼ばれる病原因子を産生し、宿主に対して病原性を発揮する。細菌毒素の多くは宿主における細菌感染症の病態と密接に関係しているため、細菌毒素研究は基礎から臨床に至る幅広い領域で研究が展開されている。近年では、網羅的解析を含めた様々な評価方法や高感度解析システムの開発とその発展により、細菌毒素研究に関しても、毒素の構造や機能に関するより詳細な情報が明らかにされつつある。さらに、これまでは不明であった細菌毒素の機能や病態発生への関与が新たに示唆されるなど、近年の細菌毒素研究は再び注目を集めている。本セッションでは、細菌毒素研究の最新の情報を提供すると共に、細菌毒素研究のさらなる展開につながるような意見交換の場を提供したい。
【S12】シンポジウム12 チャンネル4
海外拠点からの報告:感染症研究の最前線
演者:合田 仁(東京大学)、岡田 和久(大阪大学)、岡本 敬の介(岡山大学)、竹村 太地郎(長崎大学)、鈴木 定彦(北海道大学)
概要:
国立研究開発法人日本医療研究開発機構による、新興・再興感染症研究基盤創生事業が海外10拠点で展開されている。COVID-19でも明らかとなったように様々な新興感染症・再興感染症が世界各地で発生し、国境を越えて感染が広がっている。本シンポジウムでは、COVID-19を含むウイルス感染症、細菌感染症や薬剤耐性菌の基礎、疫学、診断・治療薬の開発研究等の成果について、ザンビア拠点、ベトナム拠点、タイ拠点、中国拠点やインド拠点で活躍している研究者に最新の研究成果を発表して頂く。現在得られている研究成果から、今後の課題と展望について考えていきたい。
【W1】ワークショップ1 チャンネル1
細胞膜で躍動するタンパク質複合体の意外な素顔
演者:南野 徹(大阪大学)、小嶋 誠司(名古屋大学)、竹川 宜宏(大阪大学)、塚崎 智也(奈良先端科学技術大学院大学)、入江 克雅(和歌山県立医科大学)、角田 聡(名古屋工業大学)
概要:
細菌を始め様々な生き物の細胞膜では、複雑で重要な生命機能が発現している。それらの機能発現に関わる膜タンパク質複合体の多くは細胞膜内外に形成されるイオンの電気化学ポテンシャル差(イオン駆動力)をエネルギー源として作動し、環境変化に応じてそれらの機能が自律的に制御される。近年、細菌ではこれら膜タンパク質複合体の立体構造が次々に解き明かされ、その意外な機能発現メカニズムが原子レベルで明らかになりつつある。また豊富なゲノム情報と構造情報を組み合わせた比較から、解析の進んでいる既知の膜タンパク質には思いもよらない機能ドメインが見出され、細菌から哺乳類に至るまで広く保存されているチャネルタンパク質の祖先型について考察できるようになってきた。本ワークショップでは、ゲノム情報を駆使し、最新技術を含む様々な手法を駆使して明らかになってきた意外な膜タンパク質の素顔(作動機構)を紹介したい。
【W2】ワークショップ2 チャンネル2
口腔感染症の新しい病因論
演者:加藤 貴史(ノースカロライナ大学)、吉原 努(横浜市立大学)、片桐 さやか(東京医科歯科大学)、北本 祥(ミシガン大学)
概要:
口腔は外界との交通、硬組織と軟組織の存在、などの複雑な環境要因から、非常に多くの種類の細菌叢から構成される。また、複雑な口腔内環境により部位ごとに固有のニッチが形成される。そのような複雑かつ特殊な環境下で、口腔感染症は、う蝕・歯周病にとどまらず、様々な疾患を引き起こすことが報告されている。
本シンポジウムでは、口腔細菌あるいは口腔環境における感染症を基盤として惹起される様々な疾患の病因論について、近年興味深い研究を報告してきた研究者にご講演いただく。これまで口腔とは無関係と思われていた疾患が、口腔と関連する機構により発症する場合がある。このような病因不明だった疾患が、口腔を介した病因により発症する機構を理解し、他の疾患における病因論の理解に資することが、本学術企画の目的である。
【W3】ワークショップ3(一般演題から選抜) チャンネル1
選抜ワークショップ1
【W4】ワークショップ4 チャンネル2
腸内でビフィズス菌優勢な菌叢が形成・維持される機構の解明とその意義
演者:西山 啓太(慶応義塾大学)、吹谷 智(北海道大学)、矢矧 加奈(ヤクルト中央研究所)、小田巻 俊孝(森永乳業株式会社)、阪中 幹祥(京都大学)
概要:
腸内菌叢解析の進展により、腸内細菌が様々な疾病の発症・増悪に関わること、菌叢を適切に維持することにより疾病のリスクを制御可能であることが明らかとなってきた。ビフィズス菌はヒト腸内菌叢の主要構成菌のひとつであり、これまで学術的および商業的な理由から、数多くの菌が分離され、菌種・菌株レベルの特徴付けが行われている。近年では、表現型解析や比較ゲノム解析によって、ビフィズス菌が腸内で利用している基質やその責任遺伝子、その結果生じる代謝産物が明らかとなった。また、この菌の腸管への接着に関わる因子の解明も進められている。ビフィズス菌の腸内での増殖や定着に関わる機構を明らかにし、その占有率をコントロールする方法(食品素材等)を開発することは、腸内菌叢の構成を制御して疾病予防に役立てるための重要なステップと考えられる。本ワークショップでは、ビフィズス菌優勢菌叢が形成・維持される分子機構とその意義を議論したい。
【W5】ワークショップ5(一般演題から選抜) チャンネル3
選抜ワークショップ2
【W6】ワークショップ6(一般演題から選抜) チャンネル4
選抜ワークショップ3
【W7】ワークショップ7 チャンネル1
事例から考える感染症
演者:島田 慎一(埼玉県衛生研究所)、安藤 直史(千葉県衛生研究所)、八尋 俊輔(熊本県保健環境研究所)、柿田 徹也(沖縄県衛生環境研究所)、河村 真保(東京都健康安全研究センター)
概要:
近年、食やレジャーの多様化、食品の流通過程の複雑化など、我々を取り巻く環境は大きく変化している。また、観光により国内外の人の往来が増すにつれ、輸入感染症のリスクも高まっている。感染症を理解し、予防対策等を考えていくためには、発生した事例の詳細な解析・解釈を行うこと、また課題や問題点を正確に把握することが必要不可欠である。
このような状況をふまえつつ、本ワークショップでは多様な感染症を理解するために、近年発生した特徴ある感染症事例を取り上げた。データをどのように集め、解釈するのか、どのように伝えていくのかを事例を通して考えてみたい。
【W8】ワークショップ8 チャンネル2
侵襲性酵母様真菌感染症に対する診断・治療法の開発
演者:菊池 賢(東京女子医科大学)、杉田 隆(明治薬科大学)、田邊 公一(龍谷大学)、浦井 誠(東京農業大学)、知花 博治(千葉大学)
概要:
カンジダ、クリプトコックスなどの酵母様真菌は、本邦において血液や脳脊髄液から分離される病原体の検出数の上位を占め、かつ予後不良である。これらの深在性真菌症は、高度先進医療の進展による易感染宿主の増加と病態の複雑化に伴い、罹患率・難治症例数ともに確実に増加している。しかしながら、抗真菌薬の種類は限定されており、有用な検査法が乏しい現状にある。加えて、多剤耐性および集団内伝搬を起こしやすいCandida auris、高病原性Cryptococcus gattii感染症などの新興感染症が国内で報告されるようになり、継続的な疫学調査と病原性解析が必要とされている。
本シンポジウムでは、侵襲性酵母感染症に焦点をあて、病態の解明、新規検査法・治療薬の開発を目指して研究を展開されている研究者に講演いただき、真菌症治療の将来について議論したい。
【W9】ワークショップ9(一般演題から選抜) チャンネル3
選抜ワークショップ4
【W10】ワークショップ10(一般演題から選抜) チャンネル4
選抜ワークショップ5
学会企画 Phylum(門)の国際原核生物命名規約への組込みおよび42門の承認名の公表ー関連する命名規約の変更情報等についてー チャンネル1
学会企画 若手コロッセウム チャンネル2
総会・受賞講演 チャンネル1
ICD講習会 チャンネル1
共催企業ウェビナー1,2 チャンネル2,3
栄研化学株式会社、株式会社メディカルアシスト クリニカルメディシン
共催企業ウェビナー3,4 チャンネル2,3
株式会社エスアールエル/H.U.フロンティア株式会社、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社
共催企業ウェビナー5,6 チャンネル2,3
ベックマン・コールター株式会社、株式会社 日本微生物研究所