プログラム・日程表
Program
掲載されていないセッションは中止となりました。
中止セッションへのご参加を予定されておりました皆様には、大変なご迷惑をお掛け致しますこと深くお詫び申し上げます。
何卒ご理解とご了承を賜りますようお願い致します。
日程表
※プログラム再編により企画番号順に並んでおりません。ご了承ください
プログラム
開催プログラム
■開催プログラム
大会長講演
「私らしく生ききる」を支える在宅医療
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：30 チャンネル2
- 座長：
- 山中 崇（東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座）
- 演者：
- 三浦 久幸（国立長寿医療研究センター）
基調講演
基調講演1
Shared decision making and patient-centered care: Concepts and international accomplishments
共有意思決定と患者中心の医療：その概念と国際的成果
＊通訳あり
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル3
- 座長：
- 三浦 久幸(国立長寿医療研究センター)
- 演者：
- Martin Härter (University Medical Center Hamburg-Eppendorf, Germany)
基調講演2 これからの日本の在宅医療はいかにあるべきか
- 日時：
- 6月27日（土） 16：20～17：10 チャンネル8
- 座長：
- 大島 伸一（国立長寿医療研究センター)
- 演者：
- 新田 國夫（日本在宅ケアアライアンス）
基調講演3 日本在宅医療連合学会の将来（ありたい姿）
- 日時：
- 6月27日（土） 18：00～19：00 チャンネル7
- 座長：
- 石垣 泰則（悠輝会 コーラルクリニック/日本在宅医療連合学会代表理事副会長）
- 演者：
- 蘆野 吉和（日本在宅医療連合学会代表理事会長）
特別講演
特別講演1 市民啓発国家プロジェクト
「人生会議」の普及啓発について
概要▼
アドバンス・ケア・プランニング（ACP）とは正確かつ充分な情報提供に基づいて意思決定能力低下に備える、価値観の確認・医療・ケア全体の目標設定（リビング・ウイル）と代弁者指名に関する、双方向のコミュニケーションの過程（プロセス）であり、人生の最終段階(EOL)のみに留まらず、生活全体、人生の質を向上させる。厚生労働省の島田志帆先生より、2018年3月のEOLの意思決定プロセスのガイドライン改訂から愛称「人生会議」と「11月30日/人生会議の日」制定の経緯を伺い、ACPの啓発活動により「医療・ケアリテラシー」を高めることで、患者視点に立脚した意思決定の支援・共有するACPを活かす在宅医療・ケアの体制の構築を推進するための方策に議論を進めたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：40 チャンネル6
- 座長：
- 伊藤 大樹（あおばクリニック）、千田 一嘉（国立長寿医療研究センター）
- 演者：
- 島田 志帆（厚生労働省 医政局 地域医療計画課）
新型コロナウイルス感染症対策 特別企画
特別講演2 在宅医療における感染症対策
- 日時：
- 6月27日（土） 14：50～16：00
- 座長：
- 近藤 良伸（愛知県保健医療局医務課）
- 演者：
- 高山 義浩（沖縄県立中部病院）
特別講演3 新型コロナウイルス感染症がクラスター化した高齢者施設で在宅医ができること
概要▼
北海道では新型コロナウイルス感染症による高齢者施設クラスターが複数発生した。
演者はクラスターが発生したある高齢者施設の診療支援に組織的に関わった。クラスターが発生した高齢者施設はどのようになるのか、どのような経過をたどったかを報告する。かならず来る第2波、第3波に備え、COVID-19時代における、クラスター発生時の対応、在宅ケア従事者の役割、施設や保健所と連携、地域包括ケアシステムのあり方を提言したい。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：20～11：30
- 座長：
- 高山 義浩（沖縄県立中部病院）
- 演者：
- 大友 宣（医療法人財団老蘇会 静明館診療所）
特別企画シンポジウム1 在宅歯科医療における新型コロナウイルス感染対策のための提言作成に向けて
概要▼
COVID-19の感染拡大に伴い、在宅医療を担う医療機関や療養の場において、様々な対策が求められている。特に、今回のウイルスは、唾液を始めとした湿性生体物質による接触・飛沫感染やエアロゾル感染が伝播経路として重要であることから、行政や各学会等が患者にマスクの着用等を含む標準予防策を講じるように推奨しているものの、口腔領域を専門に扱う歯科にとっては、一般的な対策を当てはめるだけは十分とは言えない。そのような状況を踏まえて、在宅において口腔領域に関する臨床活動を実践するにあたり、現場で役立つ指針を求める声が上がっている。
そこで、第２波・第３波の感染拡大に備え、本学会を含む領域関連学会と在宅歯科医療を担う実務家団体による合同シンポジウムを企画した。生活の場である「在宅」の状況を適切に踏まえつつ、臨床現場が直面している課題を洗い出す作業や、対策のための基礎的な議論を通じて今後の検討の方向性を見いだす、キックオフのような機会になることを目指す。
この新たな感染症の拡大により、歯科医療のあり方自体が大きく問われる展開になった。その対策のための提言について複数の団体が力を合わせて検討する過程を通じて、超高齢社会における歯科医療やケアの存在意義を再認識するとともに、在宅歯科医療のあり方の確立につながることを期待する。
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20
- 座長：
- 川越 正平（日本在宅医療連合学会副代表理事、あおぞら診療所）、
猪原 健（日本在宅医療連合学会評議員、猪原歯科・リハビリテーション科）
- 演者：
- 高田 靖（日本在宅医療連合学会評議員、豊島区歯科医師会）、菅 武雄（日本老年歯科医学会理事、鶴見大学高齢者歯科学）、田村 文誉（日本障害者歯科学会理事、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック）、篠原 弓月（全国在宅療養支援歯科診療所連絡会理事、口腔栄養サポートチーム レインボー）
- 指定発言：
- 小玉 剛（日本歯科医師会常任理事）
特別企画シンポジウム2 第２波、第３波が来る前に読んでおきたい！新型コロナウィルス感染症対応Q&A集
概要▼
本学会では、2020 年 3 月会員に向けて、新型コロナウィルス感染症（以下 COVID-19 と 表記）が在宅医療現場に与える影響に関するアンケート調査を実施しました。その回答中で、多くの不安や困難といった課題が表出されました。この度、学会では調査結果を踏まえ、在宅医療現場の医師および協働する医療・介護の多職種の適切な感染症対策の一助となるよう「在宅医療におけるCOVID-19対応Q&A作成ワーキンググループ」を立ち上げ、Q＆A集を作成し公表ました。
当シンポジウムでは、演者の市橋先生より在宅医としてCOVID-19 対策の実践についてご報告いただき、小倉先生よりオンライン診療を活用したコロナ対策についてご報告していただきます。宮本先生はワーキンググループのQ＆A集作成班長として主な作成を担当いただきましたので、Q＆A集の概要についてご説明いただきます。Q＆A集のなかでなぜそのような記載になっているのか、ワーキンググループ内で意見が別れたところ、記載ができなかったことなど、Q＆A集の裏側までお話しいただけるものと期待しています。その後、チャット機能を利用し、シンポジストおよび参加者の皆様と質疑応答を行いたいと考えております。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00
- 座長：
- 新屋 洋平（医療法人沖縄徳洲会中部徳洲会病院 在宅・緩和ケア科）
- 演者：
-
- 本学会ガイドラインを実践してみて
市橋 亮一（医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック）
- オンライン診療を活用した在宅医療における新型コロナ対策
小倉 和也（はちのへファミリークリニック）
- Q＆A集作成のウラ・オモテ
発表資料
宮本 雄気（東京大学大学院 医学系研究科 公共健康医学専攻／京都府立医科大学救急医療学教室／医療法人 双樹会 よしき往診クリニック）
特別企画シンポジウム3 新型コロナウィルス感染症と在宅医療
概要▼
新型コロナウィルス感染症の蔓延は、病院医療だけでなく在宅医療の現場にも大きな混乱をもたらしつつあり、緊急に解決しなければならない様々な問題（課題）が出てきています。そして、感染拡大の状況は現在刻々と変わっており、この企画を立てている現時点（4月12日）における状況と大会が開催される当日の状況とはおそらく大きく状況は変わっているはずですが、現時点で問題となっていること、また、近い将来問題となることを予測した上で、このシンポジウムを企画しました。
シンポジウムの内容は、現在はあえて話題に出すことを避けている事項ですが、地域によってはすでに深刻化している内容かもしれません。具体的には、①在宅医療の対象者の多くは移動が困難な方であり、感染が疑われた（該当する症状があるあるいは濃厚接触者と判定された）方のPCR検査をどこで誰が行うのか（現状では保健所の指示で対応する医療機関で検査することとなっていますが、そこまで誰がどのようにして移送するのか）、②在宅医療に関連するスタッフの感染防御をどうするのか、特に個人的防御具の確保をどうするのか、その費用は誰が負担するのか、③現状では感染者は行政処置として病院で治療あるいは隔離（軽症者は別の施設あるいは自宅）となっていますが、病院での隔離が困難な人はどうするのか、自宅での療養となった場合に誰がどのように対応するのか、④感染者と診断された方で余命が短いと考えられ、自宅での看取りを希望している方も病院に移送するのか、人工呼吸器等の蘇生処置を希望していない人はどうするのか、⑤④のような状況では感染が疑われたとしてもPCR検査を行わなければ行政処置とならないはずですが、在宅医療を継続するためには感染防御に対する特別な対応が必要となりますが、誰がどのように対応するのか、等々の課題が考えられます。在宅医療の場合には倫理的な問題が多いものの、これまでの在宅医療関係者だけでは解決できない、行政も関係しなければならない課題であるとも思います。
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：40
- 座長：
- 蘆野 吉和（日本在宅医療連合学会代表理事会長）
- 演者：
-
- 地域で求められる新型コロナウイルスの感染対策
高山 義浩（沖縄県立中部病院）
- タイトル未定
英 裕雄（医療法人社団三育会 新宿ヒロクリニック）
- 新型コロナウイルス感染症における在宅療養支援の課題と解決に向けての取り組み
佐々木 淳（医療法人社団悠翔会）
- 地域における感染症対策の今までとこれから〜訪問看護師として〜
高砂 裕子（全国訪問看護事業協会）
シンポジウム
シンポジウム4 在宅医療の質とはなにか？ （在宅医療の質評価・向上委員会企画）
概要▼
在宅医療の質評価・向上委員会では、適切な在宅医療の在り方に関する指針の作成を目指し、まず「在宅医療の質をどの様に評価すべきか」という課題に取り組んでいます。在宅医療の質の評価をどの様に行うかは在宅医療の社会的認知や診療報酬への影響においても重要な課題です。しかし質をみえる化することは、そう簡単な事ではありません。質の評価を考えることは、本来在宅医療はどうあるべきなのか、を突き付けることになります。さらにいえば本来医療はどうあるべきなのか、という問題です。特に生活の場で行われる在宅医療だからこそ突き止める意義があると思っております。本シンポジウムでは本委員会の責務とこれまでの経緯をお伝えするとともに、現状どこまで検討してきているのか、今後どのように取り組もうとしているのか、についてご報告させていただきます。発足して1年足らずの委員会の検討であり、まだまだ道中半ではありますが、できるだけ学会員のご理解とご助言をいただきながら進めていきたいと思っております。何をもって「良い在宅医療」とするのかは多面的に考える必要があり非常に難しい課題です。是非活発なご議論をお願いいたします。
- 日時：
- 6月27日（土） 8：20～10：00 チャンネル2
- 座長：
- 荻野 美恵子（国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター）
- 演者：
- 中山 健夫（京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野）、平原 佐斗司（東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所）、山下 洋充（京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野）、中島 孝（国立病院機構新潟病院）、荻野 美恵子（国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター）
シンポジウム5 在宅医療介護連携支援センターからはじまる、多職種協働による意思決定支援/ACPとまちづくり
概要▼
各地で「在宅医療・介護連携支援センター」が設置され、地域の多職種連携の中心となりつつある。しかし、その状況や力量の地域差は歴然であり、今後、真に求められる「多職種連携」のあり方を、理論と実践から振り返る場を設けることとした。筒井孝子先生から「統合ケア理論」の概説をいただき、３先生から御活躍とアイディアを語っていただく。2040年問題へのひとつのアイディアを提示されることを期待したい。
- 日時：
- 6月27日（土） 8：20～10：00 チャンネル3
- 座長：
- 森 清（東大和ホームケアクリニック）
- 演者：
- 筒井 孝子（兵庫県立大学大学院 経営研究科）、田中 明美（奈良県生駒市役所）、水﨑 和子（浜松市在宅医療・介護連携相談センター 在宅連携センター つむぎ）、松澤 亮（松戸市在宅医療・介護連携支援センター）
シンポジウム6 看取りを念頭においた在宅医療 (地域緩和ケア)
概要▼
在宅医療が推進され、在宅での看取りがクローズアップされている気がする。本来、在宅で楽しく過ごした有終の美が在宅での看取りになると考える。本シンポジウムでは、看取りを念頭においた在宅医療（地域緩和ケア）について、それぞれ各地域での取り組み、多職種での取り組みについてご報告頂き、時間の許す限り、話し合いたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：20～12：00 チャンネル1
- 座長：
- 吉澤 明孝（要町病院・要町ホームケアクリニック 緩和ケア科、在宅医療科）、野崎 加世子（岐阜県看護協会 訪問看護ステーション）
- 演者：
- 市橋 亮一（医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック）、舩木 良真（三つ葉在宅クリニック）、白山 宏人（医療法人拓海会 大阪北ホームケアクリニック）、小野 宏志（坂の上ファミリークリニック）、大石 春美（医療法人心の郷 穂波の郷クリニック 緩和ケア支援センターはるか）
シンポジウム7 地域包括ケアにおけるフレイル予防
概要▼
高齢化が進む中、要支援・要介護高齢者が600万人を超え、今後も増加することが予想されており、その対策が喫緊の課題である。今後の要支援・要介護高齢者の増加を抑制するためのキーワードはフレイル予防である。加齢に伴う身体的、認知的機能の衰えだけでなく、社会的要因もフレイルに影響を及ぼすため、医療現場における評価だけではなく、地域でのスクリーニング及び対策がフレイル予防には重要である。各地域で様々なフレイル予防策が講じられているが、各地域における社会資源に応じた対策が必要である。本シンポジウムにおいてはフレイル予防に向けた様々なアプローチを紹介いただき、各地域特性に応じたフレイル対策が立てられるような議論を行いたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：20～12：00 チャンネル2
- 座長：
- 荒井 秀典（国立長寿医療研究センター）、飯島 勝矢（東京大学 高齢社会総合研究機構）
- 演者：
- 飯島 勝矢（東京大学 高齢社会総合研究機構）、島田 裕之（国立長寿医療研究センター）、田中 弥生（関東学院大学）、山田 実（筑波大学人間系）
シンポジウム10 様々な地域における精神科多職種連携について
概要▼
在宅医療において、いわゆる困難事例といわれるケースが精神疾患や認知症に関する問題を抱えていることをしばしば経験する。精神疾患や認知症の原因疾患の多くは重症化するほど病院受診を拒否する傾向を持つこともあり、地域によっては訪問診療を行う精神科医もみられるようになっている。しかし精神科医による訪問診療は全国的な広がりには至っておらず多くの地域の精神科医療は医療機関内で提供されるにとどまっているのが現状である。そこで本シンポジウムでは総合病院、大学病院、医療法人介護事業部、在宅療養支援診療所というそれぞれの現場で働く精神科医より、各地域で行われている多職種連携についてご紹介いただくこととした。本シンポジウムによって様々な地域における精神科多職種連携が加速するこ とを期待する。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：20～12：00 チャンネル3
- 座長：
- 内田 直樹（医療法人すずらん会たろうクリニック）
- 演者：
- 園田 薫（藍野病院）、亀山 有香（茶屋町在宅診療所）、大石 智（北里大学医学部精神科学）、西村 幸秀（医療法人同仁会（社団）介護事業部）
シンポジウム12 在宅高齢者と多職種協働による低栄養対策
概要▼
高齢者が在宅で過ごすためには適切な栄養摂取が欠かせない。栄養摂取の基本は「口から食べる」ことであるが、摂食嚥下障害などで必要な栄養を摂取できず、低栄養から不活動、筋肉量の低下をきたし、転倒・骨折や肺炎などを併発する負のスパイラルに落ち込むことも少なくない。「食の支援」には、口腔ケア、食事の調整、食事姿勢や食具、薬剤の影響、食事介助など、多領域にわたる専門的な支援が必要となる。また、経口摂取が困難でも、在宅で経管栄養や中心静脈栄養によって栄養管理を行うことで、再び経口摂取が可能となることや、好ましいADLを維持することもできる。本シンポジウムでは、多職種による食支援や嚥下リハビリテーション、経管栄養法、中心静脈栄養法に取り組んでいる事例やVR動画やYouTubeを用いて多職種協働による地域での食支援に取り組んでいる報告を取り上げた。在宅高齢者が栄養状態を維持・改善し、幸せな在宅生活を過ごすための多職種協働による地域連携に必要なものや、体制作りのポイントについて考えて行きたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：10～11：50 チャンネル6
- 座長：
- 望月 弘彦（相模女子大学 栄養科学部 管理栄養学科）、
川島 由起子（長野県立大学食健康学科）
- 演者：
- 家村 朋美（医療法人社団莉生会メディケアクリニック石神井公園）、佐藤 芳（セントシェアハウス株式会社みんなのまち岩城）、馬木 良文（医療法人あおぞら内科）、杉本 由佳（すぎもと在宅医療クリニック）、松本 朋弘（練馬光が丘病院）
シンポジウム13 地域包括ケアとAI ～ケアマネジメントを中心に～
概要▼
地域は1人ひとりのかけがえのない人や生活の総体です。要介護高齢者が抱える生活課題の解決への取組みは、ケアマネジメントの手法を用いて多職種等協働により展開されています。 地域包括ケアシステムはネットワークの構築によって実現すると言われています。統合ケアにおける上質な連携にはタイムリーかつ判断に有用な情報共有が欠かせません。必要なときに、必要とする人に、必要な内容が効率的に届くことはもちろん、蓄積されるデータを分析することによって、予測モデルに基づく効果的なケアを展開することも可能になるかもしれません。ケアマネジメントをめぐるICT、IoT、AIの開発はどこまで進み、どのような可能性を秘めているのでしょうか。一方で技術として可能なことと人や生活に適用してよいことは必ずしも同義ではありません。技術開発や実践への適用に際して倫理的な配慮も必要です。現状のケアマネジメントの課題から国や民間企業が進める研究を通じ、未来を見据え、人を中心に置いたデジタル・ケアマネジメントの概念や、その方法論について討議します。
- 日時：
- 6月27日（土） 10：10～11：50 チャンネル7
- 座長：
- 石山 麗子（国際医療福祉大学大学院）、遠藤 征也（国立障害者リハビリテーションセンター 管理部）
- 演者：
- 宮﨑 智代（あんていケア）、渡久山 真弓（NEC）、米澤 麻子（株式会社NTTデータ経営研究所）、木田 祐子（パナソニック株式会社）、渡名喜 庸哲（立教大学）
シンポジウム15 在宅療養における「食」を守る ～オーラルフレイルの視点から～
概要▼
健康・剛健→前虚弱（プレフレイル）→虚弱（フレイル）→要介護→天寿という老いの課程の中で、たとえ重度要介護になっても、最期まで自分の口で食べ続け、安定した栄養管理を実現したい。そこには、健常な時期からの国民一人ひとりの食への意識、フレイル時期までの食の安定性、重度要介護者への多職種協働による食支援など、幅広い段階に対する一連の底上げが求められている。残存歯数の重要性は今までに多くのエビデンスに裏付けられ、国民運動の実践により大きな成果をあげた。その歴史を踏まえ、さらに食の安定性を軸としたフレイル対策の一環として新概念『オーラルフレイル』が打ち立てられた。口腔へのリテラシー低下から始まり、些細な口腔機能の衰えを経ながら食べる機能の障害に悪化し、最終的には摂食嚥下障害に至る概念である。さらには心身の機能低下までつながる“負の連鎖”に対して警鐘を鳴らす狙いが込められている。本シンポジウムでは、健常から在宅療養までを俯瞰した形でさらなる食の安定性に向けて再考してみたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：20 チャンネル3
- 座長：
- 飯島 勝矢（東京大学 高齢社会総合研究機構）
- 演者：
- 飯島 勝矢（東京大学 高齢社会総合研究機構）、古屋 純一（東京医科歯科大学）、椙村 豊彦（一般社団法人 愛知県歯科医師会）、小島 香（浜松医科大学 医学系研究科 健康社会医学講座）、早田 雅美（ＮＰＯ法人ハート・リング運動）
シンポジウム17 病院が実施する在宅医療の現状と課題
概要▼
この企画は第１回大会で実施されたシンポジウム「病院が実施する在宅医療の現状と課題」の継続企画です。在宅医療への取り組みは、これまでもこれからも、診療所だけでなく公的病院も含めた病院にとっても大きなチャレンジです。地域によっては、開業医が少ない、高齢化しているなどの理由で在宅医療を行う診療所かかりつけ医が少なく、病院が地域包括ケアシステム構築を目指して在宅医療を行う必要があります。さらに、地域の医師不足が深刻化しつつある中で、在宅医療を行う診療所を支援する体制として、後方支援だけでなく病院の医師が直接支援する体制を作っている地域もあります。最終的には、事前に適切な情報が提供された地域の人々が、自ら選択した場所で自分らしい生き方ができる環境を地域全体で作り上げることが求められています。そのための取り組みを行っている病院を紹介し、現状での課題等について提言していただきます。
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：20 チャンネル4
- 座長：
- 新屋 洋平（医療法人沖縄徳洲会 中部徳洲会病院 在宅・緩和ケア科）、本田 宜久（頴田病院 総合診療科）
- 演者：
- 大杉 泰弘（豊田地域医療センター）、西村 哲範（姫路医療生活協同組合 共立病院）、吉田 伸（飯塚病院）、長野 宏昭（沖縄県立中部病院）
シンポジウム19 在宅患者が暮らす地域の生活インフラ整備 ～その人に合う支援の選択肢の整備～
概要▼
「暮しの保健室」に代表される居場所づくりやつながりづくりの活動は、この10年で全国に広がり、地域の生活インフラの１つとなっている。また、地域の生活インフラとして新しい活動も各地で生み出されており、民間ベースで継続可能な事業となっているものも出てきている。一方で、地域に存在する様々な生活インフラとなる活動に、どう一人ひとりのニーズをつなげていくかは課題の１つである。シンポジウムでは、地域のニーズ（課題）に合わせた多様なサービスの紹介を行うとともに、一人ひとりのニーズを地域の多様なサービスにつなげていく医療者側からの社会的処方の取り組みについても紹介する。そして、地域の新しい生活インフラとしての活動を育てていくために、両者がどのように連携することが大事なのか、課題なのかについて議論を深めることとする。
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：20 チャンネル5
- 座長：
- 洪 英在（三重県立一志病院）、杉村 卓哉（ショッピングリハビリカンパニー株式会社 / 光プロジェクト株式会社）
- 演者：
- 杉村 卓哉（ショッピングリハビリカンパニー株式会社 / 光プロジェクト株式会社）、矢田 明子（Community Nurse Company 株式会社）、千嶋 巌（NHO栃木医療センター）、西 智弘（川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター）
シンポジウム21 多職種連携による24時間体制の構築
概要▼
すべての在宅療養者にとって、24時間支援体制は大変心強いばかりでなく、重症在宅療養者やターミナル期の療養者にとっては、なくてはならない条件であるといえる。
24時間体制は、医師同士など同一職種による24時間体制のみならず、医師と看護師など複数職種による24時間体制、医療・介護生活支援全般に対する24時間体制、さらには各患者という次元だけではなく、地域全体の24時間体制など多次元で考える必要がある。本シンポジウムの限られた時間ですべての24時間体制を概括することは困難だが、24時間対応を診診連携で行う場合の法的・診療報酬的課題、病院を中心とした24時間連携の在り方、さらには医師会を中心とした取り組みを紹介していただくとともに、各地域ごとに多職種による24時間体制の課題や目標などを探っていきたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：20 チャンネル6
- 座長：
- 英 裕雄（新宿ヒロクリニック）、石賀 丈士（医療法人SIRIUS いしが在宅ケアクリニック）
- 演者：
- 北川 渡（名古屋市名東区医師会）、末廣 剛敏（遠賀中間医師会おんが病院）、久富 護（医療法人社団プラタナス・松原アーバンクリニック/株式会社メディヴァ）
シンポジウム22 非がん疾患の生命維持処置の差し控え、中止を考える
概要▼
非がん疾患の生命維持処置の差し控え、中止に関して、透析、人工呼吸管理、経管栄養療法などの処置を中心にお話しいただき、それを基に総合的に議論を進めたいと思う。これらは在宅を含む種々の臨床現場で重要なテーマであり、活発な議論を期待したい。
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～15：20 チャンネル7
- 座長：
- 葛谷 雅文（名古屋大学 地域在宅医療学・老年科学）、片山 陽子（香川県立保健医療大学）
- 演者：
- 岡田 一義（社会医療法人川島会川島病院）、津田 徹（医療法人社団恵友会 霧ケ丘つだ病院）、服部 ゆかり（東京大学大学院医学系研究科老年病学・東京大学医学部附属病院老年病科）
シンポジウム24 医療過疎地での多職種連携による在宅医療
概要▼
戦後の高度経済成長をささえるため地方から首都圏への人口流出が生じ、首都圏の人口過密と地方の過疎は進み、人口の地域偏在は今なお強まる傾向にある。医師をはじめとした医療専門職もその絶対数の不足、地域偏在が指摘されるなか、医療過疎地では広域に点在する在宅患者を支えるために限られた人的・物的資源を活用して都市部とは異なるさまざまな工夫をこらした取り組みが求められるであろう。このシンポジウムでは、実際に医療過疎地で活躍する多職種の方に登壇いただき、先進的な取り組みについて報告してもらう。専門職はもちろん地域住民との連携教育・協働の報告、診診連携・病診連携構築の工夫の紹介、診療看護師（NP）の活躍の可能性やICTを利用した地域連携やオンライン診療の話題にも触れて、医療過疎地でも住み慣れた地域での住民の暮らしを支える医療の在り方について、参加者とともに考えてみたい。医療過疎地で奮闘する多くの方々へのエールとなるよう、当日は、地域の実情に配慮した制度設計への政策提言にもつなげられるような活発な議論を期待したい。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル2
- 座長：
- 泰川 恵吾（ドクターゴン診療所）、由井 和也（JA長野厚生連 佐久総合病院 地域医療部）
- 演者：
- 桑原 直行（新宿ヒロクリニック/対馬市役所）、上村 伯人（医療法人社団 上村医院）、小豆畑 丈夫（日本在宅救急医学会/青燈会小豆畑病院 救急・総合診療科）、水谷 安男（SOMPOケア 由利本荘）、黒澤 恵美子（東北医科薬科大学病院 看護部）
シンポジウム26 実践！呼吸リハビリテーション～呼吸器疾患から神経・筋疾患まで呼吸苦なく、在宅で生き抜くために～
概要▼
在宅医療＝看取りの医療では決してない。慢性呼吸不全患者様は、単なる老衰とは違い、その方が生き抜くための伴走（お手伝い）が必要である。神経難病では若い方もおられる。薬の処方をし、暖かい心のこもった医療ケアを行うだけでは、ふさわしい伴走ではない。医療者の知識・スキル不足で、包括的呼吸ケア・リハビリテーションを行わないことが、患者様を苦しませ、早い死を迎えさせることになることを是非、念頭においていただきたい。在宅でQOL高く呼吸苦なく、より良く生き抜くための伴走者の中で、必要不可欠な要員は、訪問リハビリセラピストである。地域によりセラピストが少なく、訪問看護師や鍼灸マッサージ師がリハビリまで行っていることも聞く。全国の数多くあるクリニックの中でも呼吸器科を掲げ、積極的に呼吸リハを行っているクリニックのセラピスト達が、呼吸器疾患から神経筋疾患まで、疾患ごとに、アセスメントと実践、そして成果について、症例を中心にお話しいただく。実践的な内容であり、このシンポジウムに出れば、明日からすぐに目の前の患者様に質の高いリハができること間違いなし。一緒に勉強致しましょう。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル3
- 座長：
- 武知 由佳子（医療法人社団愛友会いきいきクリニック）、森 清（東大和ホームケアクリニック）
- 演者：
- 武知 由佳子（医療法人社団愛友会いきいきクリニック）、鈴木 典子（みえ呼吸嚥下リハビリクリニック）、井原 晶子（草加内科呼吸ケアクリニック）、横田 直子（医療法人社団 愛友会 いきいきクリニック）、辻村 康彦（平松内科・呼吸器内科 小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック）
シンポジウム27 在宅医療を支える新たな戦力との連携構築
概要▼
在宅医療が扱う領域は広く、そして深い。複雑な様々な問題を、既存の多職種連携ですべて解決できるのであろうか？自分たちの組織の在り方を、もっと効果的に改善する方法はないのだろうか？これらの問いに対して、既存の解決策を超えて、新しく在宅医療の戦力となり得るものを新しい切り口で考えてみるシンポジウムを設定した。PA(physician assistant)、学生・社会人インターンシップ、兼業・副業としての社会人の参画促進、医学系学生など多種多様な社会資源との連動をどのようにおこなっているのか。また自組織内にプロデューサー機能を持つ人材を持つことの意義などを検討する。職種が多いということの「多職種連携」から、非医療的なものまで派生させた広い「他職種」連携の流れを促進する。これまで検討されていなかった「新戦力」をどのように見つけ、育て、活用していくのかについての考えを深める挑戦的な場所としたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル4
- 座長：
- 市橋 亮一（医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック）、
平田 節子（医療法人かがやき）
- 演者：
- 安井 佑（やまと診療所）、鈴木 敦子（NPO法人 ETIC）、石川 貴志（一般社団法人Work Design Lab）、藤本 一希（医療法人社団オレンジ）、平田 節子（医療法人かがやき）
シンポジウム29 新たな制度と連動した最新の入退院支援
概要▼
在宅医療提供を考える4つの場面、退院支援・日常の療養支援・急変時の対応、そして看取り。水平連携が進む中、垂直連携と言われる病院との入退院の連携は課題が多い。
退院支援に対する報酬評価がつくことで、医療機関では退院支援を専門的に担う部門が設置され、必要な支援として、①退院支援対象者の特定②対象患者にたいする医療チームと退院支援部門との多職種カンファレンス③患者・家族に対して入院早期から相談支援を開始することが義務付けられ、院内システムはできている病院は増えた。
しかし、在宅療養のイメージができない、患者の思いが置いてきぼりになっていないか、等々、患者・家族にとってより良い支援とは言えない現状がある。
訪問看護師が、病院医療者だけで行う多職種カンファレンスにアドバイザーとして参加することで、退院直後訪問看護を利用し、在宅安定着地を目指そうと取り組んだ事例。
在宅医療側から大学病院へ発信し、開心術後早期在宅療養移行に取り組んだ事例。
地域包括ケア病床を有効に活用することから、在宅療養移行を支援する看護師育成に取り組んでいる自治体病院事例。
対立抗争からは何も生まれない。今求められる地域協働で取り組む入退院支援を皆で議論していきたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル5
- 座長：
- 宇都宮 宏子（宇都宮宏子オフィス）、谷水 正人（国立病院機構四国がんセンター）
- 演者：
- 小澤 敬子（ゆみの訪問看護ステーション/ゆみのハートクリニック）、錦織 法子（株式会社人といのちの自然学校 訪問看護ステーションゆいか）、川勝 真由美（亀岡市立病院）
シンポジウム30 ビッグデータを活用した在宅医療推進の取組み
概要▼
在宅医療が地域のニーズを背景に政策的に後押しされて発展してきた経緯は衆知の通りである。今後の超高齢化に続く人口激減の流れのなかで地域の医療ニーズ、地域格差が今後の在宅医療に与える影響は想像に難くない。動的な人口動態やそれに伴う受療率の変化は不確定要素を多分に含むが、今後の地域医療ビジョンを考える上で、マクロデータから医療や介護の需給状況を把握し、必要な資源配置のための計画を立てることは、医療・介護が公的社会保険と税金の上に成り立っている「公共財」としてのサービスである以上、必要不可欠な視点である。本シンポジウムではマクロデータによる分析に知見を有する演者にお集まりいただき、在宅医療の今後の地域における位置づけおよび方向性について卓見を提供いただき、参加者との活発な意見交換の場を設けることを意図している。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル6
- 座長：
- 鈴木 裕介（名古屋大学医学部附属病院）、松田 晋哉（産業医科大学 公衆衛生学教室）
- 演者：
- 藤田 伸輔（千葉大学）、小林 利彦（浜松医科大学 医学部附属病院）、河野 あゆみ（大阪市立大学大学院看護学研究科）
シンポジウム31 減災のための平常時から行う在宅医療の備えと役割
概要▼
近年、災害は増加傾向にあり、在宅医療における災害への対応は、平時からの備えが重要である。特に、令和元年房総半島台風では停電が長引き、情報網が途絶する等、これまでとは異なる事態への対応も生じ、医療にも少なからず影響があったことから、平時からの支援・受援体制の構築の重要性が改めて認識された。南海トラフや首都直下型地震等の大規模災害の発生も想定されており、平時からの対応は喫緊の課題である。
本シンポジウムにおいて、個々の患者のライフステージや疾患の状態により、本人や家族の思いも異なることから、医療的ケア児や、在宅呼吸療養者、在宅見取り患者における災害時の課題等について、報告していただく。また、避難訓練や事業継続計画（BCP）策定の取り組みの報告していただき、減災に向けた備えを考える。
災害時においては、災害直後の命を守るための避難と、その後の避難生活での医療の継続を考えていく必要がある。在宅医療において必要な減災に向けた取り組み、災害時に在宅医療が果たすべき役割について、シンポジストと会場参加者で考えていただき、今後の災害対策への示唆を得たい。
- 日時：
- 6月27日（土） 15：40～17：20 チャンネル7
- 座長：
- 長 純一（石巻市立雄勝診療所/石巻市包括ケアセンター）、
大塚 理加（国立研究開発法人 防災科学技術研究所 災害過程研究部門）
- 演者：
- 髙田 佳美（あいち小児保健医療総合センター）、馬上 泰次郎（医療法人社団CMC コールメディカルクリニック広島）、森川 由基（帝京平成大学 健康医療スポーツ学部/医療法人社団伍光会 上総・君津・市原在宅診療所）、吉野 牧子（あおぞら内科訪問看護ステーション）、遠矢 純一郎（桜新町アーバンクリニック）
シンポジウム32 在宅医療介護連携における情報共有の課題と展望
概要▼
在宅医療介護分野において、患者本人の意向を中心において、本人と家族、医療介護従事者間の話し合いの中で治療・介護の方向性を決めていくACP(人生会議)の重要性は、論を待たないところであろう。
しかし、個々の価値観は多様で、この患者本人の意思を汲み取るという作業は、簡単なように見えて非常に困難な作業である。
したがって、現状は、患者本人の価値観や人生の目標に関する情報は共有されていない状況にあるように思われる。
本シンポジウムでは、ICTなどのツールを用い、患者の情報をいかに共有し協働するか、全国各地の報告をもとに、課題の整理と今後の展望を議論してみたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル1
- 座長：
- 木村 幸博（もりおか往診クリニック）、中野 一司（ナカノ在宅医療クリニック）
- 演者：
- 瀧本 しおり（みさとホームケア診療所）、稲野 聖子（市立池田病院）、佐藤 伸彦（医療法人社団ナラティブホーム ものがたり診療所）、杉浦 敏之（医療法人社団弘惠会杉浦医院/川口市医師会）、伊藤 伸一（伊藤医院/一般社団法人秋田県医師会）
シンポジウム34 在宅ケアにおける災害時初動とBCPを考える （災害時における在宅医療支援委員会企画）
概要▼
ここ数年、学会の委員会を通して災害に関わる備えとして、1)医療者自身のマイタイムライン 2)医療機関のBCP 3)地域包括BCPの策定を推奨し、医療機関や（学会などを含む）さまざまな団体については、その初動体制を整備することを重要視し、患者については個別支援計画の策定と訓練の実施をすすめてきた。一方、現実には災害は多発し、2019年の台風15号19号災害では、連続に広範にさまざまなタイプの被害（暴風雨、停電、断水、土砂災害など）があったために、各地の在宅療養者の実際の状態や対応状況などが十分に共有されたとはいえない。中でも、人工呼吸器；在宅酸素療法適用患者においては、保健所単位で後押しして個別支援計画の策定がすすめられていこうとする中の災害であったが、あらためて多くの課題が明らかになった。さらに2020年の1月から、大規模災害といえる新型コロナウイルス(COVID-19)問題が世界を席巻していて、日本の医療供給体制にも、在宅療養システム全体にも非常に大きな影響を及ぼしつつある。関係者の全智をもってこれに取り組み、願わくば無事開催されることを願う学術集会のシンポジウムにおいて、このコロナ問題についても災害対策の一環として論議できることを望む。
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル2
- 座長：
- 古屋 聡（山梨市立牧丘病院）、山岸 暁美（慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室）
- 演者：
- 古屋 聡（山梨市立牧丘病院）、長澤 康彦（訪問看護ステーションひとみ）、蓮池 恵理子（鵬翔高等学校看護専攻科）、山岸 暁美（慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室）
シンポジウム38 非がんの人へのエンドオブライフ・ケア
概要▼
高齢多死社会の中で、在宅での非がん疾患の方のエンドオブライフケア（EOLケア）のニーズが高まっている。経験のある在宅医や訪問看護師にとっても、非がん疾患の軌道を予測し、苦痛を和らげ、本人を人として尊重した意思表明と選択を支援し、暮らしの場で生き逝くことを支援することは簡単ではない。
本シンポジウムでは、公募で選ばれた「在宅診療で支える維持透析患者のエンドオブライフ」「筋萎縮性側索硬化症でオピオイドを含む積極的症状緩和を図りながら在宅看取りを行えた事例」「診断時の低酸素血症は非がん患者の肺炎治療時の在宅療養継続の阻害因子」３演題をご発表いただく。シンポジウムでは、在宅医療で経験する多様な非がん疾患のEOLケアについて会場の皆様とともに考えたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル4
- 座長：
- 平原 佐斗司（東京ふれあい医療生活協同組合 研修・研究センター）、高梨 早苗（国立長寿医療研究センター 看護部）
- 演者：
- 吉本 明子（ゆみのハートクリニック）、児玉 麻衣子（オレンジホームケアクリニック）、水野 慎大（医療法人社団焔 やまと診療所）
シンポジウム39 薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導について考える～処方の適正化から薬物治療の適正化に向けて～
概要▼
薬剤師の在宅患者訪問は、1994年の「在宅患者訪問薬剤管理指導」に始まり、2000年から始まった介護保険の「居宅療養管理指導」によって、徐々に訪問活動が推進されるようになった。高齢社会を迎え、今後ますます在宅医療の患者が増えると想定されることから、薬局の医薬品提供及び薬剤師の訪問薬剤管理指導は重要になってくる。一方で、この25年間で薬剤師の在宅患者訪問の仕組みが定着してきているので、質の評価も視野に入れた、業務の効率化などに取り組んでいかなければならない。在宅医療では、在宅医、訪問看護師、ケアマネージャー等との連携がとれているので、日常生活背景からも、処方の適正化、及び薬物治療の適正化に取り組みやすい環境にある。今回、処方医等との連携からポリファーマシーに取り組んだ例、訪問同行に基づいた処方の適正化例などを基にして、薬剤師の在宅患者訪問の意義について考える機会としたい。
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル6
- 座長：
- 山中 崇（東京大学 大学院医学系研究科 在宅医療学講座）、
串田 一樹（昭和薬科大学 地域連携薬局イノベーション講座）
- 演者：
- 白石 丈也（有限会社メディックス白石 けや木薬局）、村井 扶（ソーク薬局）、大須賀 悠子（医療法人社団プラタナス桜新町アーバンクリニック）、串田 一樹（昭和薬科大学 地域連携薬局イノベーション講座）
シンポジウム41 指導医大会 （専門医委員会企画）
- 日時：
- 6月28日（日） 8：10～10：00 チャンネル1
- 座長：
- 斉藤 康洋（GPクリニック自由が丘）、外山 哲也（国立病院機構東埼玉病院 総合診療科）
- 演者：
- 岡田 唯男（亀田ファミリークリニック館山）、小野寺 志眞（医療法人社団 焔 やまと診療所）、辻岡 洋人（弓削メディカルクリニック）
シンポジウム42 在宅医療を予防する
概要▼
本学会においても、在宅医療導入後の議論だけでなく、導入を抑えたり、遅らせたりする取り組みに対する議論も活発に行われていく必要があります。地域包括ケアシステムの構築を図るうえでも、高齢者の自主的かつ継続的な介護予防活動に対する支援、医療による健康増進と社会参加を促す取り組みや地域づくりは大きな課題となっています。本セッションでは、外来診療レベルで行っている通院困難を予防する取り組みや、ICTを活用した取り組みなど、在宅医療が導入となる前の段階でどのような取り組みを行うことができるかを、予防という観点から、多職種で実りある議論ができましたら幸いです。
- 日時：
- 6月28日（日） 8：10～10：00 チャンネル3
- 座長：
- 弓野 大（医療法人社団ゆみの）
- 演者：
- 山田 雅子（聖路加国際大学 看護学研究科）、北嶋 史誉（株式会社エムダブルエス日高）、渡邊 寿彦（ゆみのハートクリニック 訪問リハビリテーション部）、田中 勇樹（株式会社フィリップス・ジャパン）、伊藤 大樹（あおばクリニック）
シンポジウム44 終末期リハビリテーション
概要▼
終末期における訪問リハビリテーションは適応がないと思われている。しかし、「活動と参加」「生きる意味」を与えるリハビリテーションになることも多く、終末期にリハビリテーションが入ってよかったと思われることが多い。最期までトイレに行きたい。最期まで食べたい、しゃべりたい。あたりまえの要求。その要求は、実現できる可能性がある。終末期を迎え次第に身体機能やADL能力が低下していく中でも、患者やその家族のQOLを向上させる可能性が「リハビリテーション」にはある。リハビリテーション専門職により、機能的なアプローチのみならず、積極的な社会参加アプローチを行うことで、本来の姿を引き出し意思決定につながった症例を経験する。特に、終末期リハビリテーションが充分に実施できる背景には医師や看護師、ケアマネジャーなど多職種との密な連携が行える環境が必須であり、また家族の理解や協力、地域での関わりも大切である。今回は、終末期リハビリテーションに造詣の深い、医師、看護師、ケアマネジャー、PT、STのそれぞれの立場から、終末期リハビリテーションにおける「生きがい」を引き出すコツを紹介していただく。
- 日時：
- 6月28日（日） 8：10～10：00 チャンネル5
- 座長：
- 森 清（東大和ホームケアクリニック）、宮本 桃世（社会医療法人財団大和会 東大和ホームケアクリニック 東大和訪問リハビリステーション）
- 演者：
- 宮本 桃世（社会医療法人財団大和会 東大和ホームケアクリニック 東大和訪問リハビリステーション）、姜 琪鎬（医療法人 みどり訪問クリニック）、張本 浩平（株式会社gene）、岡田 まり（株式会社ジェネラス 訪問看護ステーションほたるいせ）、
棚瀬 沙織（東京リハビリ訪問看護ステーション中野サテライト練馬）、櫛田 あおい（一般社団法人 愛知県居宅介護支援事業者連絡協議会）
シンポジウム45 “地域を創る”在宅医療関連プロジェクトの運営や進め方
概要▼
在宅医療とは、地域で暮らし続け命を全うする住民を医療面から支える営みであると言える。従事すること自体尊い仕事ではあるが、一つの機関に属し、狭義の診療に真摯に取り組むだけでは、解決が難しい課題やニーズにぶち当たる場合も少なくない。それらと悪戦苦闘する営みは、最終的には地域づくりに行き着くことになる。 そこで、“地域を創る”をテーマに掲げる本シンポジウムでは、4つのプロジェクトを取り上げ、在宅医療関連プロジェクトの運営と進め方にフォーカスする。新しいアプローチや仕組みを提案構築し、「垣根」を乗り越えて他領域と協力体制を構築し、必要となる予算を獲得する。取り組みの実務をマネジメントし、得られた知見やデータを目に見える形で収集してとりまとめ、世に問うべく発信するなどなど、幾重にもわたる方法論や戦略が必要になるであろう。 4つの事例を通じて、そのようなノウハウや戦略についての理解を深めることによって、聴衆が今後各地で必要に迫られ、生まれるであろう新たなプロジェクトの企画運営に役立てることを目指したい。
- 日時：
- 6月28日（日） 8：10～10：00 チャンネル6
- 座長：
- 川越 正平（あおぞら診療所）、加藤 真二（医療法人三九会三九朗病院）
- 演者：
- 加藤 真二（医療法人三九会三九朗病院）、白石 吉彦（隠岐広域連合立隠岐島前病院）、江角 悠太（志摩市民病院）、川越 正平（あおぞら診療所）
シンポジウム47 ACP推進に関する提言
合同企画：一般社団法人日本老年医学会
概要▼
日本老年医学会が発表した医療者・ケア従事者に向けた「ACP推進に関する提言」を日本在宅医療連合会会員とも共有し、在宅医療の現場におけるACPの推進を図ることを目的とする。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル1
- 座長：
- 葛谷 雅文（名古屋大学 地域在宅医療学・老年科学）、平原 佐斗司（東京ふれあい医療生活協同組合 研修・研究センター）
- 演者：
- 会田 薫子（東京大学 大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター上廣講座）、西川 満則（国立長寿医療研究センター）、勝谷 友宏（勝谷医院）、片山 陽子（香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科）
シンポジウム51 増加する在宅労働におけるリスクマネジメント
概要▼
在宅医療・在宅ケアは国を挙げて推進されているが、在宅現場で働く人のリスクを真剣に考える人は少ない。病院看護師に比較して、訪問看護師は多くの危険にさらされる。ホームヘルパーは、施設で働くケアワーカーよりも多くの危険にさらされる。「性的な被害」、「患者・家族からの暴力や動物被害(犬に噛まれるなど)」、「腰痛」、「交通事故」などである。看護師は「針刺し事故(体液血液暴露事故)」に遭遇しうるが、訪問看護師は、病院看護師に比較して保護されていない。これらは、被害者の深刻な身体的・心理的損傷を生じうる深刻な課題である。このため、「訪問だけはやりたくない」と考える看護師・介護職も存在する。 在宅医療・在宅ケアの「光」の部分のみを語り、影の真実を見ないのは、真の在宅医療・在宅ケア推進とはいえないであろう。これらを放置しては、在宅は「遅れた労働現場」になるであろう。聴衆の方とこの問題についてしっかり考えたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 8：40～11：40 チャンネル4
- 座長：
- 和田 忠志（いらはら診療所）、小野沢 滋（みその生活支援クリニック）
- 演者：
- 井上 栄貴（厚生労働省 老健局高齢者支援課）、窪田 静（愛媛県立医療技術大学）、仁井谷 光（医療法人財団健和会みさと健和病院）、髙橋 芳恵（一般社団法人千葉県ホームヘルパー協議会）、和田 忠志（いらはら診療所）
シンポジウム52 循環器疾患と在宅医療
概要▼
日本人の死因で心疾患は２位である。人口の高齢化により心不全の状態に患者は増加し、これまで在宅医療の対象であった状態を合併している患者も少なくない。心不全は急性増悪を繰り返し徐々に全身状態の衰弱を来す。急性増悪を繰り返すたびに入退院を繰り返し在宅での生活を諦めざるを得ない患者も存在する。また心不全は、循環器専門医だけが変わるものではなく、かかりつけ医や在宅医療の現場においては非循環器専門医の医師も関わる必要に迫られている。
このシンポジウムでは、非循環器専門医が心不全の患者に対してより良い在宅医療を提供し、希望する人には自宅での看取りまでケアしていくためにどのように関われば良いのか、日々の管理、ACP、入退院支援、多職種の連携によるチーム医療、心不全の緩和ケア、看取りについてまで議論したい。
疾患対策の法律として、認知症やがんに続いて、心疾患においても昨年「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」 が成立した。今後、行政とも連携しての心不全の終末期ケアも対策が進むと思われる。このシンポジウム心疾患に対する在宅医療の方向性を示すことができればと考える。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル2
- 座長：
- 小野 宏志（坂の上ファミリークリニック）、宮崎 真吾（医療法人社団はまかぜ会）
- 演者：
- 澤田 格（社会医療法人恵和会西岡病院内科）、廣瀬 憲一（医療法人社団守成会 広瀬病院）、小出 雅雄（ゆみのハートクリニック渋谷）、水落 紀世子（やまと診療所）
シンポジウム54 訪ねる、集う、出かける、育つ。～医療的ケア児に在宅医療と共に居場所を届ける～
概要▼
医療的ケアが必要な子どもの増加と主に、小児在宅医療のニーズが高まっている。小児在宅医療に携わるようになると必ずもう一つの課題が見えてくる。それは、その子たちの地域の居場所である。デイサービスや生活支援は「福祉」の分野と考えられ、分離する考え方もあるが、医療的ケアが必要な子どもたちは、その「医療的ケア」がゆえに、既存の福祉チームでは受け入れが困難な場合がある。濃厚な連携をすることや、医療チームが自ら立ち上げるなど、居場所づくりにも在宅医療チームが積極的に関わる必要があると考えられる。全国で、在宅医療（訪問診療・訪問看護）を実践しているチームが、自ら、または積極的に連携して運営されている医療的ケア児の居場所（日中一時支援、預かり型児童発達支援、保育所等訪問支援など）について取り組みをシェアし、どのような方法があるかアイデアを膨らませたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル3
- 座長：
- 紅谷 浩之（オレンジホームケアクリニック Orange Kids' Care Lab.）、松丸 実奈（NPO法人 にこり）
- 演者：
- 髙橋 昭彦（ひばりクリニック）、戸泉 めぐみ（一般社団法人Orange Kids' Care Lab.）、松丸 実奈（NPO法人 にこり）、戸枝 陽基（社会福祉法人むそう）、中嶋 弓子（日本財団）
シンポジウム57 認知症と在宅医療
概要▼
認知症は対応に技術を要するcommon diseaseとして医療、介護現場のあらゆる領域で大きな課題となってきている。在宅医療の現場においても、認知症の人や家族との対応を求められることが増加してきているが、医師のみで対応できることは限定的である。本シンポジウムでは、認知症サポート医の立場から、地域や他職種と連携して認知症の人や家族へ対応を実践してきている3人の先生から、地域で認知症の人を支えるコツを語っていただこうと考え企画した。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル5
- 座長：
- 鷲見 幸彦（国立長寿医療研究センター）
- 演者：
- 藤本 直規（医療法人藤本クリニック）、久次米 健市（くじめ内科）、山内 勇人（在宅支援クリニック えがお）
シンポジウム58 在宅医療を支える地域資源としての特定行為研修修了者の活用と展望
合同企画：公益社団法人日本看護協会
概要▼
特定行為研修制度は、「看護師が手順書により行う特定行為を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくこと」を目的として、平成27年10月1日から実施されているものです。しかしながら現時点では、在宅医療を含む地域包括ケアの分野で活動されている研修修了者は多くありません。2040年に向けて各地域で過不足のない在宅医療・介護の提供体制を構築していくうえで、特定行為研修修了者の活用は、とくに医師の少ない地域における1つの選択肢となるようにも思われます。本シンポジウムでは、個人・職種・組織というレベルに加えて、地域という単位でもこの特定行為研修制度を捉え、活用していく視点について、各立場から登壇を得て議論したいと思います。うちとくに、地域という視野を与えるうえで、市町村が実施する在宅医療・介護連携推進事業への貢献については、重要な論点の1つとしたく考えています。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル6
- 座長：
- 吉江 悟（一般社団法人Neiborhood Care）、齋藤 訓子（公益社団法人 日本看護協会）
- 演者：
- 荒木 暁子（公益社団法人日本看護協会）、木下 真里（社会医療法人恒貴会 訪問看護ステーション愛美園）、北澤 彰浩（JA長野厚生連 佐久総合病院）、習田 由美子（厚生労働省）
シンポジウム59 そうだ！家族志向のケア ～患者とその家族との付き合い方に困ったら～
合同企画：一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会
概要▼
在宅医に求められるプライマリ・ケア能力は多岐に渡る。その知識・技能は、皮膚科的・整形外科的など、老年医学や緩和ケアなどに関する臨床能力と共に、より横断的な総合診療・家庭医療学におけるコアコンピテンシーへの理解と実践が求められる。本企画では、これら総合診療・家庭医療学におけるコアコンピテンシーのうち、在宅医に求められるプライマリ・ケア能力としてとくに重要である「家族志向のケア」を取り上げ、その理論を基に事例に対する問題解決アプローチの実際について３人の演者に発表してもらう。その上で、在宅医に求められる「家族志向のケア」に関する臨床能力についてディスカッションしたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 10：20～12：00 チャンネル7
- 座長：
- 草場 鉄周（医療法人北海道家庭医療学センター）、鶴岡 優子（つるかめ診療所）
- 演者：
- 加藤 光樹（まどかファミリークリニック）、森山 美知子（広島大学大学院 医系科学研究科 成人看護開発学）、本郷 舞依（みちのく総合診療医学センター／宮城厚生協会坂総合病院）
シンポジウム62 多職種連携コンピテンシーの活用 （多職種連携委員会企画）
概要▼
地域包括ケアシステムを支えるためには、多職種連携が求められる。連携には、専門職の役割、患者・家族へのコミュニケーション等の保健医療福祉職に共通する役割に加えて、異なる他者と協働役割がある。この協働役割を全ての人に共通した理念として明示し、教育をすすめるための道標として多職種連携コンピテンシーを開発した。
日本プライマリ・ケア連合学会とNPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークでは、このコンピテンシーを現場で活用するための研修を企画し、昨年9月のプライマリ・ケア連合学会秋季セミナーで第一回目を、12月には第二回の研修会を行った。また、昨年9月の在宅ケア全国ネット東京大会でもこの研修会について会員とディスカッションを行った。当学会の多職種連携委員会としても、この研修に協力して取り組む方向で検討しているが、本シンポジウムでは、コンピテンシーの概念と研修概要を共有し、多職種連携委員会の活動の概要を踏まえた上で、会員とその活用に向けた意見交換の場としたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：40 チャンネル4
- 座長：
- 小倉 和也（NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク/はちのへファミリークリニック）
- 演者：
- 小倉 和也（NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク）、春田 淳志（慶應義塾大学）、後藤 亮平（筑波大学）、後藤 智美（生協浮間診療所）、森 洋平（みたき総合病院）、鶴岡 優子（つるかめ診療所）
シンポジウム63 地域ケアと社会的処方
概要▼
近年、個人の健康は、その個人特有の状況だけでなく社会経済的な環境にも大きく影響されることが明らかになってきた。また、社会的孤立が健康悪化の要因の一つであることも明らかになりつつある。趣味の会やボランティア活動と言った非医療的な地域のサービスへ、医師が患者をつなぐことは「社会的処方」と呼ばれ、英国等では積極的に取り組まれている。その一方でその意義や効果はまだ不明確な部分もある。高齢化がさらに進む日本において、フレイル予防、虚弱予防の観点からはもちろんであるが、要介護者の多い在宅医療の分野でも重要な考え方と思われる。 本シンポジウムでは、積極的に取り組まれているヨーロッパでの現状、英国のGPの社会的処方の実情、日本での取り組み事例に関する講演をとおして、「社会的処方」に対する理解を深めたい。
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：40 チャンネル5
- 座長：
- 野村 秀樹（医療法人あいち診療会 あいち診療所野並）、
田城 孝雄（放送大学 教養学部）
- 演者：
- 堀田 聰子（慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科）、
西 智弘（川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター）
教育講演
教育講演3 「医療依存度の高い患者」の在宅ケア
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：00 チャンネル7
- 座長：
- 杉本 由佳（すぎもと在宅医療クリニック）
- 演者：
- 木村 琢磨（埼玉医科大学 総合診療内科 / HAPPINESS館クリニック）
教育講演4 認知症予防を目的とした運動プログラム：コグニサイズ
- 日時：
- 6月27日（土） 16：20～17：20 チャンネル1
- 座長：
- 安野 史彦（国立長寿医療研究センター 精神科）
- 演者：
- 島田 裕之（国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター）
教育講演5 高度医療を24時間必要とする子どもと家族を支える在宅医療
- 日時：
- 6月28日（日） 8：50～10：10 チャンネル7
- 座長：
- 高橋 昭彦（ひばりクリニック 認定特定非営利活動法人うりずん）
- 演者：
- 前田 浩利（医療法人財団はるたか会）
教育講演6 高齢者の浮腫
合同企画：一般社団法人日本リンパ浮腫治療学会
- 日時：
- 6月28日（日） 8：10～10：00 チャンネル2
- 座長：
- 蘆野 吉和（鶴岡市立荘内病院）
- 演者：
- 小川 佳宏（医療法人 リムズ徳島クリニック）
教育講演7 患者の生前から始まる "悲嘆のケア" ～在宅ホスピスケアの看護師の立場より～
- 日時：
- 6月28日（日） 13：50～15：00 チャンネル3
- 座長：
- 鶴岡 優子（つるかめ診療所）
- 演者：
- 横江 由理子（いきいき在宅クリニック）
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー1
在宅におけるボツリヌス療法を用いた痙縮治療の実際
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル1
- 座長：
- 勝谷 将史 （西宮協立リハビリテーション病院 リハビリテーション科）
- 演者：
- 神山 一行 （医療法人社団神星会 港北ニュータウン診療所）
- 共催社：
- グラクソ・スミスクライン株式会社
ランチョンセミナー2
ACPとは医療と介護が力を合わせて日々現在進行形で行う営みである
～“地域バーチャル病院”のプラットフォームの役割を果たすバイタルリンク～
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル2
- 座長：
- 西川 満則 （国立長寿医療研究センター）
- 演者：
- 川越 正平 （松戸市在宅医療・介護連携支援センター）
- 共催社：
- 帝人ファーマ株式会社
ランチョンセミナー4
在宅緩和ケアにおけるがん疼痛治療の実際～オピオイドのラインナップをどのように活用するか
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル3
- 座長：
- 吉澤 明孝 （医療法人社団愛語会 要町病院）
- 演者：
- 池田 博斉 （医療法人社団愛語会 要町病院）
- 共催社：
- 第一三共株式会社
ランチョンセミナー5
覚えておきたい在宅で役立つ漢方のコツ
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル4
- 座長：
- 葛谷 雅文 （名古屋大学大学院 医学系研究科 地域在宅医療学・老年科学）
- 演者：
- 土倉 潤一郎 （土倉内科循環器クリニック）
- 共催社：
- 株式会社ツムラ
ランチョンセミナー7
レビー小体病の在宅医療
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル5
- 座長：
- 山口 啓二（社会医療法人杏嶺会 一宮西病院）
- 演者：
- 織茂 智之（公立学校共済組合 関東中央病院）
- 共催社：
- エーザイ株式会社
ランチョンセミナー8
高齢在宅長期臥床患者における排便管理～ルビプロストンの治療・経済効果～
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル6
- 座長：
- 山中 崇 （東京大学大学院医学系研究科 在宅医療学講座）
- 演者：
- 木村 貴純 （医療法人桑樹会 木村内科・胃腸内科）
- 共催社：
- マイランEPD合同会社
ランチョンセミナー10
在宅で求められる栄養管理・食支援のかたち～これからの在宅栄養サポートチームとは～
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル7
- 座長：
- 洪 英在（三重県立一志病院 家庭医療科）
- 演者：
- 児玉 佳之 （こだま在宅内科緩和ケアクリニック）
- 共催社：
- テルモ株式会社
ランチョンセミナー11
ALSに対する医療ケアの進歩と在宅診療
- 日時：
- 6月27日（土） 12：20～13：10 チャンネル8
- 座長：
- 石垣 泰則 （医療法人社団悠輝会コーラルクリニック）
- 演者：
- 山下 賢 （熊本大学 脳神経内科）
- 共催社：
- 田辺三菱製薬株式会社
ランチョンセミナー13
在宅における褥瘡ケアに役立つ局所治療と体圧分散のおはなし
合同企画：日本褥瘡学会
- 日時：
- 6月28日（日） 12：10～13：10 チャンネル4
- 座長：
- 袋 秀平（ふくろ皮膚科クリニック）
- 演者：
- 木下 幹雄（TOWN訪問診療所）、松田 友美（山形大学医学系研究科看護学専攻 地域看護学講座 在宅看護学）、袋 秀平（ふくろ皮膚科クリニック）
- 共催社：
- アルケア株式会社
ランチョンセミナー16
医療介護連携専用SNSを活用した多職種連携と栄養管理の重要性
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル1
- 座長：
- 飯島 勝矢（東京大学高齢社会総合研究機構）
- 演者：
- 土屋 淳郎（医療法人社団創成会土屋医院）
- 共催社：
- アボットジャパン合同会社
ランチョンセミナー17
真っ当な在宅医療のクリニック経営って？ ～院長はツライよ～
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル7
- 座長：
- 英 裕雄（医療法人社団三育会 新宿ヒロクリニック）
- 演者：
- 姜 琪鎬（医療法人みどり訪問クリニック）
- 共催社：
- NTTエレクトロニクステクノ株式会社
ランチョンセミナー18
こっそり学ぶ！在宅でよく診られる皮膚疾患 ～スキン-テア、褥瘡を中心に～
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル3
- 座長：
- 石賀 丈士 （いしが在宅ケアクリニック）
- 演者：
- 安部 正敏 （医療法人社団廣仁会 札幌皮膚科クリニック）
- 共催社：
- マルホ株式会社
ランチョンセミナー19
新たな時代を迎えた慢性便秘症診療
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル5
- 座長：
- 春日井 邦夫（愛知医科大学医学部内科学講座 消化管内科）
- 演者：
- 中島 淳 （横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室）
- 共催社：
- EAファーマ株式会社/持田製薬株式会社
ランチョンセミナー20
地区医師会が主導する在宅医療の体制作り ～ICTを上手に活用する～
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル2
- 座長：
- 三木 敏嗣（みきファミリークリニック）
- 演者：
- 秋本 悦志（一般社団法人安芸地区医師会 秋本クリニック）、岡村 新一（一般社団法人西宮市医師会 おかむらクリニック）
- 共催社：
- 帝人ファーマ株式会社
ランチョンセミナー22
脊髄性筋萎縮症~診断・治療・集学的アプローチの重要性~
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル6
- 座長：
- 森 まどか （国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院 脳神経内科）
- 演者：
- 森 まどか （国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院 脳神経内科）、岩山 秀之 （愛知医科大学医学部 小児科）
- 共催社：
- バイオジェン・ジャパン株式会社
ランチョンセミナー23
高齢難聴患者とのコミュケーションミスが及ぼす在宅医療における患者の過小評価
「ヒアリングフレイル」元年に関する知見共有の為の報告
- 日時：
- 6月28日（日） 12：20～13：10 チャンネル8
- 座長：
- 守上 佳樹 （医療法人双樹会よしき往診クリニック）
- 演者：
- 中石 真一路 （ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社/広島大学宇宙再生医療センター）、守上 佳樹 （医療法人双樹会よしき往診クリニック）
- 共催社：
- ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社/Tスクエアソリューションズ株式会社
スポンサード・シンポジウム
スポンサード・シンポジウム1
起業家看護師による在宅/訪問看護センターの経営状況の分析
- 日時：
- 6月27日（土） 13：40～16：00 チャンネル1
- 座長：
- 喜多 悦子（公益財団法人 笹川保健財団）、真野 俊樹（中央大学大学院戦略経営研究科/多摩大学大学院）
- 演者：
- 山﨑 衣織（公益財団法人 笹川保健財団）、大槻 恭子（一般社団法人 ソーシャルデザインリガレッセ）、岡 良伸（一般社団法人 黒衣）、馬目 利昭（馬目公認会計士事務所）、平原 優美（あすか山訪問看護ステーション）
- 共催：
- 公益財団法人笹川保健財団
スポンサード・シンポジウム2
褥瘡・創傷管理で在宅医療が変わる! ～大切な知識・技術・実践まで～
- 日時：
- 6月27日（土） 17：40～19：20 チャンネル5
- 座長：
- 塚田 邦夫（医療法人社団研医会 高岡駅南クリニック）
- 演者：
- 塚田 邦夫（医療法人社団研医会 高岡駅南クリニック）、山口みどり（なごみ訪問看護ステーション）、木下 幹雄（医療法人社団心愛会 TOWN訪問診療所）
- 共催社：
- スミス・アンド・ネフュー株式会社
開会宣言、閉会宣言
開会宣言
- 日時：
- 6月27日（土）8:10-8:30 チャンネル1
-
挨拶：
- 三浦 久幸（第2回日本在宅医療連合学会大会 大会長）
蘆野 吉和（日本在宅医療連合学会 代表理事会長)
荒井 秀典（国立長寿医療研究センター 理事長）
辻 哲夫（第2回日本在宅医療連合学会大会 顧問）
新田 國夫（日本在宅ケアアライアンス 議長）
閉会宣言
- 日時：
- 6月28日（日）15:40-16:00 チャンネル1
-
挨拶：
- 三浦 久幸（第2回日本在宅医療連合学会大会 大会長）
山中 崇（第3回日本在宅医療連合学会大会 大会長）
本田 宜久（第2回地域フォーラム 大会長）
市原 利晃（第3回地域フォーラム 大会長）
佐藤智賞授賞式：森 清（日本在宅医療連合学会 理事）
