日本ゲノム編集学会第7回大会

Outline

開催概要

Session

会期

2022年6月6日(月)~6月8日(水)
Conference Method

開催方法

オンライン・バーチャル開催
Organization

組織委員

大会長
堀田 秋津 (京都大学 iPS細胞研究所)
運営委員会
木下 政人 (京都大学 農学研究科)
本多 新 (自治医科大学 医学部 先端医療技術開発センター)
西浜 竜一 (東京理科大学 理工学部)
遊佐 宏介 (京都大学 ウイルス・再生医科学研究所)
Knut Woltjen (京都大学 iPS細胞研究所)
小島 佑介 (京都大学 iPS細胞研究所)
Greeting

大会長からのご挨拶

 この度、2022年6月6日(月)から8日(水)の三日間に渡り開催されます、第7回日本ゲノム編集学会京都大会を担当させて頂く事になりました。京都大会と申しましても、新型コロナウイルスの蔓延防止および、どなたでも参加しやすい学会プラットフォームということで、オンライン開催のバーチャル学会という形式を選択させて頂きました。これは、2020年6月に予定されていた第5回日本ゲノム編集学会京都大会を中止とせざるをえなかった苦い経験を、繰り返したくないという思いもありました。
 その分、オンライン学会のメリットを活かして、プログラムの充実を工夫しました。まず、通常の学会ではなかなかお呼びすることができない、海外の著名な研究者に、時差の影響が最小限となる朝と夕方の時間帯に基調講演を依頼しました。大変幸運なことに、2020年にCRISPR-Cas9の発見によりノーベル化学賞を受賞されたEmmanuelle Charpentier博士に、3日目の特別基調講演を頂けることとなりました。また、2022年1月にはブタの心臓をヒトに移植して機能したというニュースが世界中を駆け巡りましたが、ゲノム編集ブタによる異種免疫拒絶回避の第一人者であるEckhard Wolf博士に、2日目の基調講演を頂きます。さらに、Cas12aやBase editorなどのゲノム編集技術とビッグデータを組み合わせた先端的な研究で世界をリードされているHyongbum Henry Kim博士にも、3日目の基調講演に御登壇頂きます。ゲノム編集研究の世界的な潮流を感じて頂ければと思います。
 また、国内で行われている最先端のゲノム編集研究につきまして、運営委員の先生方に御尽力頂いて、5つの厳選されたセッションを企画しています。初日にゲノム編集分野の概観を確認できる「教育セッション」、二日目には非モデル生物も含めて益々拡大する「様々な生物でのゲノム編集セッション」と食卓にまで届くようになったゲノム編集食品とその社会実装を紹介する「ゲノム編集の産業応用セッション」、そして三日目には、次々と次世代の新手法が開発されている「ゲノム編集植物の科学セッション」と「医療応用を目指した基盤技術セッション」が予定されています。
 そして、一般演題のポスターセッションにも、今回初めてとなる工夫を多数、取り入れています。優れた投稿演題はポスター賞受賞講演として、メイン会場で研究内容をご紹介頂きます。この中から、発表内容と質疑を加味して、さらに優秀発表賞と優秀学生賞などを授与する予定です。ポスターディスカッションでは、oViceというバーチャル空間を活用し、ポスター動画の視聴と発表者とのリアルタイムの議論をシームレスに行える環境を準備しています。新しいオンラインポスターセッションの形として、是非積極的に御参加頂き、発表者と参加者の双方にとって実りある大会になれば幸いです。
 最後に、本大会の開催は、協賛企業様からの協賛金で支えられています。協賛を頂いた企業様には厚く御礼申し上げると共に、新製品や新サービスにより、国内のゲノム編集研究がさらに進展することを願って止みません。
 日本ゲノム編集学会は、進捗の著しいゲノム編集研究における国内外の最新動向を効率的に共有して把握する事ができるよう、アカデミアや企業の研究者が一堂に会して交流や情報交換ができる場を提供することを目的としています。大会の準備に携わって頂いた全ての皆様、大会に御参加頂く全ての皆様に御礼申し上げるとともに、皆様のゲノム編集研究の更なる発展に、本大会が少しでもお手伝いが出来れば幸いです。
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2022年5月吉日
大会長 堀田 秋津
(京都大学 iPS細胞研究所 臨床応用研究部門)

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2022年5月吉日
大会長 堀田 秋津
(京都大学 iPS細胞研究所 臨床応用研究部門)

 2020年6月に予定されていた第5回日本ゲノム編集学会京都大会は、新型コロナウイルスの蔓延を受けて、やむなく中止とせざるをえませんでした。運営実行委員会の先生方と共に鋭意準備を進めていた矢先の事で、忸怩たる思いだったのですが、この度、第7回日本ゲノム編集学会を再度、同じ運営実行委員会のメンバーと開催させて頂く運びとなりました。再挑戦の機会を頂きました山本会長および理事の先生方には英断に感謝申し上げるとともに、今回こそは成功させたいと身が引き締まる思いです。
 第7回日本ゲノム編集学会は、2022年6月6日(月)から8日(水)の三日間に渡り開催することになりました。新型コロナウイルスとの共存状態も1年半近くが経過し、ワクチン接種も大分広がりつつはありますが、感染および重症化を完全に防ぐことは難しく、依然、予断を許さない状態が続いています。私個人としては皆様を京都にお迎えし、直接お会いして様々な話に花を咲かせたい所ではありますが、同時に学会に参加される皆様の安全と健康を守ることは、大会長としての責務と考えております。従って、第7回大会につきましては、当初よりオンラインで実施するバーチャル学会とすることと致しました。
 その分、オンライン学会のメリットを活かして、充実したプログラムを組みたいと考えております。また、なるべく参加者同士が交流できる仕掛けを企画・実行して行きたいと考えています。特に、学生や若手研究者の参加と発表を促進できるよう、参加費を安くして、学会発表賞を新設するなど、様々な工夫を考えている所です。また、オンライン学会であれば海外の講演者にもお声がけしやすいので、積極的に海外演者も招待したいと考えています。企業の新製品やサービスも重要な研究の促進剤であり、企業の最新情報に触れられる機会も確保する予定です。
 ゲノム編集研究の進展に関して、2020年にエマニュエル・シャルパンティエ博士とジェニファー・A・ダウドナ博士がCRISPR-Cas9の発見によりノーベル化学賞を受賞された事は、皆様の記憶にも新しいことかと思います。研究用ツールとしてのゲノム編集技術の多様化・高度化はもちろんのこと、国内でもGABAトマト、肉厚マダイなどのゲノム編集を用いた食品の社会流通がまさに始まろうとしています。
 日本ゲノム編集学会は、そんな進捗の著しいゲノム編集研究における国内外の最新動向を効率的に共有して把握する事ができるよう、アカデミアや企業の研究者が一堂に会して交流や情報交換ができる場を提供することを目的としています。大会組織委員会の先生方の御尽力の下、第7回大会でもこれまでの良き伝統を継承しつつ、多岐に渡るゲノム編集研究の最先端を分かりやすく掴んで頂ける様、プログラムやセッション構成にも思考を凝らして準備を進めています。是非、多くの皆様から積極的に御参加・演題登録を頂ければと思います。
2021年9月吉日
大会長 堀田秋津
(京都大学 iPS細胞研究所 臨床応用研究部門)
Secretariat

大会事務局

日本ゲノム編集学会第7回大会事務局
〒101-0003 東京都千代田区一ッ橋2-4-4(エー・イー企画内)
Tel:03-3230-2744
E-mail:ge2022@aeplan.co.jp