市民公開講座

「感染症の過去・現在・未来」

演者:加藤延夫先生
公益財団法人 大幸財団理事長
名古屋大学医学部/大学院医学系研究科 元教授 [細菌学講座]
名古屋大学 元医学部長/元医学研究科長
名古屋大学 元総長[第10代]
愛知芸術文化センター 元総長
愛知医科大学 元学長/元理事長

司会:荒川宜親(名古屋大・医・細菌学)

20世紀中頃を境としてワクチンの普及や抗菌性、抗ウイルス性薬剤の開発の成功により、世界の感染症事情は大きく変化した。それと共に薬剤耐性微生物の出現が医療上の重要課題として浮上した。地球人口の爆発的増加が起り、野生動物に共生している微生物の人への感染が頻発する事態となり、その中には、SARSやMERSのような致死率の高い危険なものもある。常態化しているインフルエンザでは病原性の強い新型の出現が恐れられている。HIV感染症、結核、マラリアなども根絶を目指すべき感染症であり続けている。最近、中国で出現した新型コロナウイルスについても、最新の知見について紹介する。

日時:
2020年2月21日(金)17:30-18:45
会場:
ウインクあいち 大ホール
参加費:
無料
※事前登録/予約は不要です。当日は会場に直接お越しください。