第6回クリニカルバイオバンク学会シンポジウム

会長挨拶

この度、第6回クリニカルバイオバンク学会シンポジウムを、2020年9月11日(金)・12日(土)・13日(日)の3日間の日程で、慶應義塾大学 日吉キャンパス 協生館 藤原洋記念ホールにて開催する運びとなりました。
 ゲノム医学の飛躍的な発展により、研究的なニーズに加えて臨床現場で最先端の解析機器を用いた遺伝子解析を行い、診断・治療に必要なデータを抽出するクリニカルシークエンスの確立が急務の課題となっています。そのためには、「診療情報と直結した生体試料の確保」と、「生体試料の合目的な高い品質管理」が必要であり、「迅速かつ少数検体の解析を行い、診療へフィードバックする」ことが求められます。クリニカルバイオバンク学会は、診療施設併設型バイオバンクに関する研究と、会員相互の情報交換を行うことにより、「高効率・高品質の検体保管」、「臨床現場に即した生体試料の管理と解析」「バイオバンク間のネットワーク形成」を実現するための情報・技術の共有を目的として設立されました。当学会では、バイオバンク及びクリニカルシークエンスに関するシステムや技術についての最新の情報交換の場を提供することを目的として2015年に第1回シンポジウムを開催、昨年開催の第5回シンポジウム(福岡)では250名を超える参加者が集い、協賛・展示企業も40社を超え、年々この分野への注目と参加者の熱意が高まっていることが感じられます。
 2020年の第6回シンポジウムでは、「ゲノム医療の展開における診療施設併設型バイオバンクの果たすべき役割」をテーマとして、問題点の整理と解決策を見出すことを目指します。初日に、現在のゲノム医療における問題点を議論するセッションを企画し、我が国におけるゲノム医療の発展において何が欠けているのか、その課題を明らかにして、翌日以降のセッションにおいて、その課題をどのように克服していくべきか、その中でバイオバンクが果たすべき役割は何かを参加者皆さんで考える、課題提示・解決型のシンポジウムにしたいと考えております。学会シーズンでもあり、大変お忙しい時期かと思いますが、万障お繰り合わせの上、より多くの皆さんに3日間ご参加頂き、様々なお立場の方からご意見を拝聴できる機会になれば、と願っております。

2020年4月吉日

大会長  西原 広史
第6回クリニカルバイオバンク学会シンポジウム
大会長 西原 広史
(慶應義塾大学医学部臨床研究推進センター・腫瘍センター 教授)