Single-Cell 2019_OSAKAセミナー

シングルセルの免疫学への応用Single-Cell 2021 OSAKA Onlineセミナー

開催にあたり

昨年のシングルセルセミナーOSAKAはコロナウイルスの影響により残念ながら中止となってしまいましたが、今年はオンライン開催という形ではありますが再開へとこぎつけることができました。スポンサー各社、および阪大微研の関係者をはじめとしたスタッフの皆様にはこの場をお借りして深謝申し上げます。

皆様のシングルセルゲノミクスに対する期待はますます増大し、シングルセルで可能な解析も多様化してきました。さらにあらゆるフィールドにシングルセル解析が登場し、シングルセル遺伝子発現解析がサイエンスの一翼を担っているのは皆様が実感されていることと存じます。もはやシングルセル解析は一部の研究室でおこなう特別な実験ではなく、一般のラボで手軽に行えるポピュラーなアプローチの1つとなってきています。

シングルセル解析が普及・拡大の段階に入った今、「やること」が大切なのではなく、シングルセルゲノミクスがもつ真の価値を見極め、皆様の研究に最適な形で活用していただくことがますます重要になっていると感じております。演者の選定過程を含む企画は主宰者で行っていただいており、私は会を進行する役割のみを務めさせていただく形ではありますが、演者そして参加者の皆様と共にディスカッションできたらと祈念しております。スポンサー各社から最新の技術の発表があると聞いており、どんな内容か今からわくわくしております。

大倉 永也(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)