開催概要 ご挨拶 このたびは、日本科学振興協会(Japanese Association for the Advancement of Science; JAAS)の第一回総会・キックオフミーティングにご参加いただきまして、誠にありがとうございます。JAASは、その前身の日本版AAAS設立準備委員会の発足時より、 「日本の科学をもっと元気に!」 をキャッチフレーズとして活動しています。これを前面に掲げている背景には、裏を返すと、日本の科学はあまり元気とはいえない、むしろ瀕死の状態に近い、というような認識があります。どうしてそのような状態になってしまったのか、その理由についての喧々諤々の議論を進めるなかで、「対話が足りないから」であろうというコンセンサスに至りました。JAAS が分野、組織、職種・職階、国籍・民族、世代などの種々の垣根を超えた「対話と協働」の場を創出することをミッションとして掲げている背景にはそのような経緯があります。JAASは、対話と協働の場の一つとして科学の祭典となるような年会を開催することを具体的な活動の柱の一つとして想定していますが、NPO 法人としての会の発足から間もなく、急遽、このミーティングの開催が決まった関係上、十分な準備期間がとれませんでした。そこで今回は、どのようにして「対話と協働」の場を創っていくべきかを考えることを中心とした小規模の会を行ってみようということになりました。来年以降は、多くの一般市民の方々の参加も想定する大規模ミーティングを行うことを想定・期待しつつ、まずは、試しに有志の関係者、科学技術政策に関わる方々、メディアの方々などを中心とした「作戦会議」を行ってみようということです。講演、シンポジウム、ワークショップでは、日本の科学を元気にするために必要であろういくつかのポイント(イノベーションが産まれやすい場とはどういうものなのか、誰もが科学を楽しみ科学に参加できるようにするにはどうすればよいか、元気に科学に集中できる環境とはどのようなものか等)について話題提供をしていただきつつ、対話を行います。ポスターセッションでは、高校生の研究発表から、最先端の研究グループの研究紹介、科学の仕組みに関する提案など、分野横断的で多種多様な発表が予定されています。普段は会って話す機会がないであろう多様な立場の参加者との対話を通じて、科学に対する熱い思いを共有しつつ、日本の科学を元気にするにはどうすればよいのかを議論していただけますと幸いです。20 日から24 日まではオンラインでの開催となりますが、18 日、19 日はJAASでは初の対面を中心としたハイブリッド形式の大規模ミーティングとなります。対面で人と人がリアルに出会うことの力も大いに活用しつつ、日本の科学の凋落をくい止め、上向きの上昇気流に乗せるための作戦を、みなさんで一緒に考えましょう。 日本科学振興協会第1 回総会・キックオフミーティング実行委員会・委員長 北原 秀治プログラム委員会・委員長 宮川 剛 会議名称 日本科学振興協会 第1回総会・キックオフミーティング 主催 特定非営利活動法人日本科学振興協会(JAAS) 会期 2022年6月18日(土)-24日(金) ※6月18日(土)~19日(日):ハイブリッド開催 ※6月20日(月)~24日(金):オンライン開催 会場 東京国際交流館プラザ平成(6月18-19日のみ) 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1 実行委員会 委員長北原 秀治(東京女子医科大学)委員太田 航(横浜市立大学)諏訪 智巳(三菱電機株式会社)野崎 光太(株式会社Srust)林 愛子(株式会社サイエンスデザイン)深澤 知憲(株式会社エマージングテクノロジーズ)吉田 智美(筑波大学) プログラム委員会 委員長宮川 剛(藤田医科大学)委員小野 悠(豊橋技術科学大学)池田 和隆(東京都医学総合研究所)江端 新吾(東京工業大学)大竹 裕香(九州大学)加納 愛(カクタス・コミュニケーションズ株式会社)木村 宏(東京工業大学/外部委員)近藤 滋(大阪大学)柴藤 亮介(アカデミスト株式会社)坂内 博子(早稲田大学)藤田 信太郎(株式会社 日テレ アックスオン)宮野 公樹(京都大学)三輪 秀樹(国立精神・神経医療研究センター)森 章(東京大学先端科学技術研究センター)他、追加の委員を調整 後援 文部科学省 本総会に関するお問合わせ先 日本科学振興協会 第1回総会・キックオフミーティング 運営事務局〒532-0003 大阪市淀川区宮原2-14-14 新大阪グランドビル6階株式会社 エー・イー企画 大阪オフィス内TEL: 06-6350-7247 FAX: 06-6350-7164E-mail: jaas_secretariat@aeplan.co.jp