第58回 日本生物物理学会年会

若手奨励賞招待講演

「日本生物物理学会若手奨励賞」および「若手招待講演賞」は、生物物理学の発展に貢献する優秀な発表を行った若手会員に対し、将来への期待を表明するために設立されました。これらの賞の選考は、書類審査により招待講演者を選考する一次選考と、年会時に実施する「若手招待講演シンポジウム」における口頭発表を審査する二次選考によって行います。特に優秀な発表を行った5人以内の招待講演者に若手奨励賞を、それ以外の優秀な招待講演者に若手招待講演賞を授与します。若手奨励賞の受賞者は、年会の懇親会にて発表します。

1.応募対象者

年会において、生物物理学の発展に貢献しうる一般演題を発表する優秀な本会会員(入会手続き中を含む)であり、以下の条件を満たす者。

  1. 応募年の4月1日に35歳以下または学位取得後8年以内の者。出産や介護等の期間がある場合は、応募年の4月1日に37歳以下または学位取得後10年以内の者。
  2. 演題の筆頭著者として発表申し込みを行い、実際に発表する者。
  3. 過去に「日本生物物理学会若手奨励賞」あるいは「若手招待講演賞」を受賞している場合は、受賞内容に関する総説か原著論文を本学会欧文誌(Biophysics and Physicobiology)に掲載済みであること。また、応募する演題が別内容の成果発表であることを条件に応募を認めます。

賞の審査対象は、同年の年会に発表申し込みをされた一般演題の内容です。「若手奨励賞」あるいは「若手招待講演賞」を受賞した場合、原則2年以内に、受賞内容に関する総説か原著論文を本学会欧文誌(Biophysics and Physicobiology)に投稿することが義務づけられています。学生会員の場合、「若手奨励賞/若手招待講演賞」と「学生発表賞」の両方に応募することが可能です。若手奨励賞/若手招待講演

賞に応募資格のある理事は、理事会における賞の選考過程に関わりません。

2.申し込み手続き

「日本生物物理学会若手奨励賞」および「若手招待講演賞」への応募者は、一般発表の申し込み手続きの際に、日本生物物理学会のウェブサイトの応募フォームをもとに応募書類を作成し、PDFに変換した上で年会の演題登録サイトからアップロードしてください。応募は一人一件に限ります。学生会員で、若手奨励賞/若手招待講演賞と学生発表賞の両方に応募する場合、必ず学生発表賞の申し込み手続きも行ってください。若手招待講演者として選ばれた場合は、「学生発表賞」への応募は自動的にキャンセルされます。応募締め切り後、事務局から受け付け通知メールを送ります。締め切り後1週間を過ぎても通知メールが届かない場合は、事務局(bsj@nacos.com)までご連絡ください。

3.研究分野

  1. 蛋白質の構造と機能
  2. 蛋白質の物性
  3. 核酸
  4. 細胞生物的課題
  5. 光生物
  6. 筋肉
  7. 分子モーター
  8. 生体膜・人工膜
  9. 生命情報科学
  10. イメージング・計測
  11. 脳・神経
  12. その他

4.選考

一次選考においては、若手奨励賞一次選考委員が提出していただいた書類をもとに10名程度の候補者を選定します。候補者には「若手招待講演者」として、年会1日目の「若手招待講演シンポジウム」で口頭発表していただきます。一次選考の結果は学会のウェブサイトで公開される他、各候補者に個別に連絡します。
二次選考においては、若手奨励賞二次選考委員によって「若手招待講演シンポジウム」における口頭発表が審査され、5名以内の「若手奨励賞」の受賞者を決定します。若手奨励賞に選ばれなかった招待講演者には、原則として「若手招待講演賞」を授与します。若手奨励賞一次選考委員および若手奨励賞二次選考委員は学会員から選ばれ、日本生物物理学会理事会において決定されます。

5.表彰

「日本生物物理学会若手奨励賞」の発表と表彰は年会の懇親会で行います。
「若手招待講演者」については、年会の懇親会は招待とし、懇親会参加費をお返しします。受賞者には賞状と記念品を贈呈します。「日本生物物理学会若手奨励賞」「若手招待講演賞」受賞者の氏名と演題は、日本生物物理学会のウェブサイト上で公開します。

6.申し込み期間

年会における演題登録と同期間で4月21日(火)から6月30日(火)までです。ただし、演題登録の締め切りを延長した場合は、若手奨励賞の申し込み期間も延長します。